Utakata
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まんまるだんご
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抗がん八年記録挑戦中、
Utakataに救われ
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キッチンに庭で育てたかぼちゃ麻呂 今宵は妻の秘伝のかぼちゃ煮
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治療終え虚ろなまなこに看護師の小さく手を振る笑顔が映る
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足重い病院そばに出迎える松葉牡丹の小さき花よ
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夏が行くなお咲き残るあじさいの葉裏に揺れる蝉の抜け殻
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見てますか夜空にレアな天体ショー満月土星光るランデブー
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西瓜切るきょうだい五人の戦いぞのろまの吾も目を槍にして
20
信濃路の水に浮かべるトマト食むせせらぐ音に涼む旅の日
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吹き荒れた台風一過の朝の空はるかな青にいわし雲浮く
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野分ふく蝉たち何処へ避難やら風神うなり枝折り暴れる
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野分去り空透明にいわし雲精霊帰るや浄土への旅
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精霊の帰りし此岸に蝉の鳴く彼岸は遥かに羊の雲の
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なないろの千羽の鶴はつまの織る闘病六年こころ彩る
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おっかないつまみぐいしてみつかったじいはひやあせないちえしぼる
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歌碑のそば泰山木にかしずきて
木槿
(
むくげ
)
の白の清けき夕暮れ \ 前田夕暮の歌碑
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コンクリの裂け目に紅の日照草いのちは叫ぶ水を水をと
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尋ね人ショートカットでカムバック捜索願いは取り下げました
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笹舟で川の流れのままにふと
棹
(
さお
)
さすことの
要
(
かなめ
)
に気づく
15
闇を裂く線香花火の槍の花しゃがんだ子らの願いが煌めく
20
朝五時に空は遥かなうろこ雲秋立つ風に杖の音溶ける
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夕膳に笹舟にのる豆腐ちくわの穴を覗けばふるさとの海
20
猛暑にも夏を彩る百日紅の夕べの空に上弦の月
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風鈴の
音
(
ね
)
のなくゆれるお飾りは窓あく夕べの鈴音に焦がれる
19
長崎の平和の鐘が軋む夜不意にガイアが突き上げ怒る / G6大使不参加に怒る震度5
19
どうみても自衛と言えぬイスラエル長崎の鐘世界が聞いてる
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強引なシオニズムこそ罪なのに長崎の鐘みそらにひびけ \ 8.9長崎に祈る
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夏なのに朝顔会えぬ
たずねれば
終
(
つい
)
に一軒打ち水の花
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Utakataにふつふつ
言
(
こと
)
の葉ゆかしくて吾の葉そっと隅に浮かべる \ わたしも400首 感謝!
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「あやまちをくりかえしませぬ」に霊の言う分断の世に橋をかけよと \ 8.6ヒロシマに思う
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あじさいの葉陰に空蝉おちこちに桜の高木は合唱まつり
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リハジムのコードのスイング身を任せ難きこころは小鳥になりぬ
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