恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。

おちこちで天を仰ぐ蝉たちに祈りのような木漏れ日そそぐ
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来年も酷暑の通勤耐え得るや 六十路の身なる互いを案じ
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上下火で焼かれる魚の気分なり 残暑厳しきアスファルトの上 /36度
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心待ち焦がるる気持ち潤せり 秋へと続くプロローグの雨
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「実家では無理や」とゆるり子は過ごし 連れ来し仕事持ち帰りゆく
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悪しき風邪ぶり返すごと 再びの猛暑厳しき 涼知りし身に
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久々に次男坊(じなんぼ)と飲むビールかな 夏も終わりの月が明るい
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休み明け 法師蝉鳴く杜(もり)を抜け晩夏愛でつつ出勤の朝
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戦争の愚かさ伝えるサイレンが未来(さき)の若人に繋がりますよう /終戦記念日の甲子園
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汗だくで寝具干す吾を磯鵯(ひよどり)の涼やかな美声(こえ)励ましくれる
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あの日から母はいつでも傍に居る 私の頭上右斜め上
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美術館水族館とはしごしてシニアの遠足楽しからずや
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店のカゴ「明日のおやつ」とグミ入れて夫は今日も小学男児
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宵空に傾く月の儚さよ 陽(ひ)を追うがごと朱(あか)く沈みぬ
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ただ青い十勝の空と朝までの雨が滴る緑に葬送(おく)られ
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身罷(みまか)りし朝(あした)昨日のごとくあり 一年(ひととせ)経(ふ)るも面影冴(さ)やか /母の命日
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混んだバス初めて席を譲られて 感謝と「まだまだ」気持ち絡まり
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美容室クールシャンプー心地良し 名のみの秋にひとときの涼
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「資料館行こう」言いしは吾子のほう 「惨禍識(し)るべき」想い胸打つ /広島旅行の思い出
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雷鳴に導かれ降る大粒の恵み染み込む街に杜(もり)に
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新しいサンダル下ろし闊歩する 息苦しほどの暑さ踏みつけ
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パリ五輪 サッカーだけは逃すまじ あゝまた明日も寝不足勤務
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幾日も続く炎天 灼ける街 そろそろ欲しい天の打ち水
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街染める茜空も夏模様 日傘斜めに家までの道
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アスファルトで火傷(やけど)せしとう患者(ひと)の来て 今夏(こんか)の炎暑 尋常でなく
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梅香る酢の物の出番増えきたり 暑さの残る夕餉の膳に
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一滴の夕立さえも無き日々に盛大降るは蝉時雨ばかり
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帰り来し子と額(ひたい)寄せ秋旅の作戦会議も楽し週末
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夏空はかたちとりどり白雲の数多(あまた)描かる青のキャンバス
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乾く地も雨の過ぎたる地も有りて 天の差配はままならぬもの
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