恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。

三日月と宵の明星ランデヴー 暮れ空に輝る束の間のご褒美
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足早に沈みゆく陽が染(そ)む空の朱(あか)き余韻も短くなりぬ
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うつらうつら風邪薬(くすり)に眠る夢うつつ 居るはずのない子らの声聞く
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床臥して 野分名残りの雨音に耳を澄ませる 咳(しわぶ)きの間に
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めずらしく喉風邪引いた吾の声に「オッサンやん」とはなんたる言い草 /大丈夫?くらい言え
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記録的猛暑とのろのろ台風に翻弄されて八月終わる
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丁寧な主治医の説明ありがたし モヤモヤ消えてお腹空いたぁ
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検査して診察までの二時間半 読みかけの本きっちり読了 /夫の通院
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懸命に 雨の止み間の法師蝉 野分近しと知るや知らずや
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待合室(まちあい)の仕草愛らし幼な子に吾子重ねては戻れぬものかと
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迷走す野分からの予告風(かぜ) 青空のもと樹々(きぎ)を揺らして
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野分去れば夜風涼しくなるはずと望み抱きつ備えの買い出し
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おちこちで天を仰ぐ蝉たちに祈りのような木漏れ日そそぐ
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来年も酷暑の通勤耐え得るや 六十路の身なる互いを案じ
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上下火で焼かれる魚の気分なり 残暑厳しきアスファルトの上 /36度
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心待ち焦がるる気持ち潤せり 秋へと続くプロローグの雨
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「実家では無理や」とゆるり子は過ごし 連れ来し仕事持ち帰りゆく
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悪しき風邪ぶり返すごと 再びの猛暑厳しき 涼知りし身に
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久々に次男坊(じなんぼ)と飲むビールかな 夏も終わりの月が明るい
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休み明け 法師蝉鳴く杜(もり)を抜け晩夏愛でつつ出勤の朝
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戦争の愚かさ伝えるサイレンが未来(さき)の若人に繋がりますよう /終戦記念日の甲子園
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汗だくで寝具干す吾を磯鵯(ひよどり)の涼やかな美声(こえ)励ましくれる
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あの日から母はいつでも傍に居る 私の頭上右斜め上
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美術館水族館とはしごしてシニアの遠足楽しからずや
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店のカゴ「明日のおやつ」とグミ入れて夫は今日も小学男児
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宵空に傾く月の儚さよ 陽(ひ)を追うがごと朱(あか)く沈みぬ
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ただ青い十勝の空と朝までの雨が滴る緑に葬送(おく)られ
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身罷(みまか)りし朝(あした)昨日のごとくあり 一年(ひととせ)経(ふ)るも面影冴(さ)やか /母の命日
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混んだバス初めて席を譲られて 感謝と「まだまだ」気持ち絡まり
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美容室クールシャンプー心地良し 名のみの秋にひとときの涼
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