Utakata
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恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。
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午後八時 仕事を終えて 高音多湿に 溺れ帰りぬ 秋まだ遠し
7
真夏日でも ツクツクホーシ 聞こえ来て 虫たちもまた 四季を持てりと
8
秋恋し 今はまだ見え隠れする 気配を探す かくれんぼの鬼
9
汗だくで帰れば エレベーター修理中 階段で九階 息も絶え絶え
10
いいね十個くらい付けたい
短歌
(
うた
)
があり 想いよ届けと ハートに触れる
18
休み明け 台風 コロナで人足りず シフト詰め詰め 一気に現実
9
顔知らぬ 伯父は武蔵に乗りて散る 今頃 母と逢うているか
9
終戦の日を 知らぬと言った
義弟
(
おとうと
)
に ただ驚いた 三十年前
5
凄まじき 速さで流る 低層の 雲美しく 飽かず眺める
8
雨音を 聞きつつまったり過ごす夕 大音量アラートに飛び跳ね
5
重厚な雲と 風の質感が 野分近しと告げる
朝
(
あした
)
6
玄関前 カブトムシの足 絡まった ゴミそっと取り 強く生きよと
10
盆休み 帰省せし
息子
(
こ
)
らと共に 秋の墓参ツアーを計画
5
満席の飛行機恨めし 息子らは 祖母を見送ること叶わず
6
桃色の 小壷に納めし ひとかけらの 母と一緒に 長旅を終え
12
七日ぶり エアポートの空は すでに秋色纏い 我を見送る
7
健やかなる時も 病める時も 私には君が必要と知る
9
何事も 無かったように 朝が来て 元気に おはよう と言ってみた
8
ありがとう ごめんね その繰り返し 聞き飽きた? でもそれしか言えない
8
しっかりと 娘二人に看取らせて プロデュース力 さすがと泣き笑い
8
晴れた朝 窓には雨露纏ふ緑 母は天に召され給ひぬ
5
「お母さん」 呼びつつ額 撫で居れば 我に応えしか ゆるりまばたき
14
妹の車 自動で暖房
入
(
い
)
る 十勝の街は 肌寒の雨
7
砂時計の砂よ 止めること出来ぬなら せめてゆっくりゆっくり落ちよ
11
灰色の 雲間から差す
陽
(
ひ
)
の先に 神様が居ると 信じていた頃
9
妹から写メが届く 幼き日 裏庭で
食
(
は
)
んだ
甘酸
(
あます
)
い グスベリ
9
週末のご褒美 本物ビール買う ひと缶だけの プチプチ贅沢
10
溜め込んだ カッターシャツの アイロンがけ こまめにやれよと 毎週反省
5
夏来れば 名前に涼を求むよに
冬瓜
(
とうがん
)
炊いて 枝豆添える
9
意を決し 全部屋エアコン 稼動させ 罪悪感で 掃除
捗
(
はかど
)
る
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