Utakata
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恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。
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涼やかな風感じつつ 川沿いを行けば 薄暮の
烏城
(
うじょう
)
凛々しく
7
助手席の窓 緑濃き山々と 息子との会話を愛しむ
7
いそいそと観戦旅の支度する 気分は遠足前夜の子ども
8
夫
(
つま
)
残し 出かける
前日
(
まえ
)
の夕餉には 罪滅ぼしのお菜を並べ
12
午前診 九十代と
0
歳児 共に待つ場の空気は柔らか
14
ひっつき虫
(
ハギモドキ
)
たっぷり付けた小学生 駆けて帰りぬ 秋の夕暮れ
28
帰り道 青い尻尾の子トカゲが ちょろり出で来て 愛嬌ふりまき
13
神社の
杜
(
もり
)
奥の方から法師蝉 夏終焉の独唱を聴く
13
涼しい風 待ちくたびれた こちらから迎えに行くよ 広い歩幅で
14
このままじゃ カラダもココロも萎れちゃう タオル片手に いざウォーキング
9
涼しさを送ってあげたい よく母も同じ
言
(
こと
)
をと 偲ぶ
娘
(
こ
)
ふたり
7
芳しき花 咲くまでの間も楽し 共に焦がれる
短歌
(
うた
)
のあれば
5
ごくたまに置かれる サッポロクラシック 条件反射で即カゴに入れ
8
冷蔵庫 かき集めた残り物が お好み焼きを作れと言ってる
16
和束
(
わづか
)
の山 手入れ届きて美しく列をなす杉 天を目指す
5
君とよくチョコパフェ食べた
古い喫茶店
(
コロンビア
)
青春の欠片 またひとつ消え
16
気持ち込め カップを選ぶ 泣きじゃくる我の背さすりし 妹の
義母
(
はは
)
に
8
黄金色 輝かす
陽
(
ひ
)
は 夏の如く さぞ暑かろう 稲刈機のゆく
9
薄青い空に似合わぬ夏雲と日差しが 秋の気配 蹴散らし
12
通勤は 日傘サンダル 玉の汗 奴の豆腐を買うて帰ろか
10
夫
(
つま
)
飲み会 残り物にて独り飯 支度要らぬが何よりご馳走
14
取り寄せた 蜂の
偽巣
(
ダミー
)
に怯え顔
夫
(
つま
)
遠避ける効果はあるらし
9
スズメバチ 早も飛び来て威嚇する 秋の唯一嫌いなところ
7
母背負い歩く夢から覚めた朝 寂しさよりも 逢えた嬉しさ
30
幼な子の澄んだ瞳と「バイバイ」が 頑張るおばちゃん達へのご褒美
20
朝夕の涼気は
何処
(
いずこ
)
汗を拭き 見上げる空に雨雲の湧く
11
気象予報
睨
(
ね
)
め付けながら選びしは 晴雨兼用傘とサンダル
7
突然の退職ありてシフト増え 新人採るまで 老体に鞭打つ
9
たまに開く自分のカルテ見て萎える 忖度無しの年齢表示
9
土地土地の暮らしと 愛 が生み育んだ お国言葉が 継がれますよう
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