恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。

午前診終えて帰らん 鶯の初音(はつね)渡れる杜(もり)を抜けて
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焼き芋とわらび餅の売り声が 冬と春との狭間で躍る
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桜木の枝に結われたノート片 眠る言葉に思い巡らす
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お日様の如きガーベラ贖(あがな)えば思い出すなり励ましの歌 /『花は咲く』
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雨ならば諦めもつく 晴れ空に窓開け外干し出来ぬ辛さよ /花粉
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暮れなずむ空 輝ける明星に 憂ひ忘るる ほんのひととき
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田んぼ脇 『地物はっさく二個百円』 すずめ長閑(のどか)に店番し居り
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しばしの間(ま) 玉雪ぱらと音立てて 冬がさよなら言うたのかもと
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柔軟さ失い老いの加速する義母を案ずる日々始まりぬ
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機種変更 ショップ頼らず自力にて 六十路の頭ふたつ寄せ合い
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母と吾のために飾らん桃の花 童女(わらわめ)なりし頃懐かしみ
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雨の坂 登りて大浦天主堂 聖母の眼差し慈愛に満ちて /長崎
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出航の汽笛で目覚む長崎の朝は小雨と潮の香(か)降れる
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天国に近いのかしらん 夢の中 母の声聞く 機上のうたた寝
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春迎ふ気持ちはいつも揺るるなり 喜びあれど気鬱もありて
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花粉予報『極めて多い』最強のレベル追加にちょっとげんなり
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お日様の温もり嬉し通勤路 鳥の囀り朗らかなりて
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冬らしい冬は今日まで お別れを惜しむかのよに降る牡丹雪
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ドーナツをニコニコと食む老夫婦(おふたり)が微笑ましくあり羨(とも)しくもあり /ミスドにて
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長居する冬将軍に突き付けたい ガスと電気の高額請求
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冬枯れの景色に飽いた我の目にすいと飛び込む磯鵯(ひよどり)の蒼(あお)
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同僚(とも)たちの お子ら卒業入学で めでたき春はシフト忙(せわ)しく
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ほろ苦い はっさくマーマレードたっぷりのトースト食みて春はここから
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雲越しの陽に輝きつ舞ふ雪の美しきこと懐かしきこと
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旅先で眺めし梅は五分咲きの 今ごろ寒風(かぜ)に震えているか /寒波ふたたび
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有りもののお鍋でほっと おうちご飯 お出掛け疲れの胃に丁度良く
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思うまま「好き」を好きと詠むとする たとえ短歌にそぐわなくても  /サッカーLOVE
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開幕戦 勝利の余韻と心地良い疲れに溶ける街の夜景 /帰りの電車にて
15
飛火野(とびひの)の枯芝そそぐ朝の陽に 鹿たち揃ひ目を細めたる /奈良
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夫へのLINE 息子に誤爆して 呆けの始まり心配される
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