恵雪
80
95
投稿数
1726

ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。

夜の道そぞろ歩けば夏の匂い 肌纏(まつ)わる風 杏(あんず)色の月
11
午後出勤 晩のおかずは冷蔵庫へ 手間かかるけど これも愛情 /真夏日
15
晴れ晴れと丘の緑に良く通る不如帰(ほととぎす)の声聴くは楽しき
27
梔子(くちなし)の香りふわりと日傘(かさ)の中 梅雨未だ入らずも夏模様の街
14
また今宵もエアコン無しで平気さと夕暮れの風涼やかに告ぐ
13
義母(はは)からのアスパラ今年も届きたり 茹でれば香る北海道(ふるさと)の初夏
27
水張田(みはりだ)に雨紋(うもん)描かれ安堵する 梅雨も季節の彩りなれば
15
消防の広報車告ぐ「火の用心」 雨待つ紫陽花咲きこぼるるに
11
立葵 おでこにくっつけ遊んだと 母は少女の顔で語りき /コケコッコ花
16
堂々たる鳥居に負けじと立葵(タチアオイ) 背筋伸ばして紫の花
14
通院の車窓に現る大仏殿の屋根がどーんと励ましくれる
15
雲覆い星無き夜空慰(い)するごと 航空灯の赤い瞬(またた)き
14
懐かしい『LovingYou』がふと浮かぶ 鳥の囀(さえず)り散りばめられた /ミニー・リパートン
10
鳥の声 どれが誰かはわからねど 楽しげなるや昼下がりの合唱(うた)
19
らしくない乾いた風に姫女苑(ヒメジョオン)軽やか揺れて水無月四日目
17
結婚記念日(きねんび)を忘れた夫を「ま、いっか」と許せるくらいは大人になった /三十四回目
29
キズ物の梅をお安い酢に漬けて 夏本番には絶品梅酢
13
青梅を洗って拭いて 手のひらに収まる丸さに思わず ふふっ と
16
短歌(うた)のみで繋がる温かな世界で別れを惜しみ出会いに感謝し
26
疎開せし お子への文(ふみ)は母御の愛溢るる文字で綴られて居り /原爆資料館
16
訪(おとな)ひしドーム薄暮(はくぼ)に影となり 人類(ひと)はなぜ学ばぬのかと問ふ /ヒロシマ
18
仕事終えその足で向かう電車旅 駅改札は非日常への扉
16
もう少し頑張ってね の気持ち込め古洗濯機の水垢落とし
16
虹色の大き暈(かさ)差す太陽の光柔らに街降り注ぐ
14
ひたすらに雨音の沁む白い窓 拙いピアノで淡く彩る
15
雨籠り ゆると流れる独り時間 心休める日もあっていい
20
雨逸(そ)れて薄陽差す道 日傘(かさ)の上 注ぐ銀杏(いちょう)の葉音(はおと)優しく
15
推し(ジュビロ)勝って沸く家族LINE 息子たち元気そうだと安否確認
14
梅雨前にやる事いくつか書き出して 晴れに背中を押される休日
17
その木陰 集う子供ら大らかに見守る欅(けやき) 今も昔も
18