Utakata
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恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。
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観光客を 裏切るような 曇天は きっと私のせいです ごめん
6
バスの窓
郷
(
さと
)
へ導く日本海を 映すこと無く 東へ走る
5
好きだった着物 作務衣にリメイクし 着姿浮かべ 鞄に詰める
6
ひらはらと 点滅をする 言の葉を 留めてくれぬか 夏用シャンプー
6
身に覚え無き青アザの原因を 思い出すまでが 脳トレとなり
15
一階で降り 鍵かけた? 直前の記憶失くして 九階まで戻る
12
この一年の 家族の無事を 感謝して 去年の
粽
(
ちまき
)
を お返しする
8
人混み避け 涼しいうちに
後祭
(
あとまつり
)
近くて遠い
古
(
いにしえ
)
の都
8
お出かけ前 女子は時間がかかるもの 理解するまで三十余年
5
丘の
稜線
(
せん
)
に 名残の夕焼け
明日
(
あす
)
の晴れを 約束しつつ 薄れ暮れゆく
9
答案に 「相聞」を「相悶」と書いた 友はあながち間違ってない
10
現代の若者が詠む相聞歌 そんな日々もあったなと 遠い目
9
久々に エアコン切って 迎えた朝 家中に蝉時雨 満ちる
11
西の方 生駒山が霞んだら 雨降るサイン そういうのが好き
8
お天気も 季節も歴史も 感情も ベランダの窓が フレームになる
10
昨晩の 雨と雷 アスファルトの 熱持ち去りしか たんぽぽの笑み
5
独り居て 幼な子の思い出ぐるぐると 抜け出したくも抜け出せぬ渦
8
色鉛筆で描いたカタカナ絵本を 今でも好きだと言ってくれる
5
子供部屋 楽しげに読み聞かせの絵本選ぶ 小さなあたま ふたつ
8
最高気温三十一度にホッとする そんな時代に生きてるなんて
8
朝食べたベーコンエッグの気持ちを サンダル履きの素足は知ってる
6
美しくせむと作りしものならず いや美しき 蜘蛛の巣の綾
8
公園の
百日紅
(
さるすべり
)
池の睡蓮 濃ゆいピンクで 盛夏始まる
8
カーナビに出てきた地名「裏白」を 「羅臼」と空目 道産子ふたり
7
絵画のごと 夏空に映ゆる 茶畑の 几帳面な緑のライン
11
辻々を ゆたりと
出
(
い
)
で来て列をなす 絢爛山鉾 空より眺めたし
3
暮れ切る前 一瞬の薄いブルーに 宵の明星 明日も良い日で
8
信楽の逞しき土に 月夜の蒼を模した 小皿を二枚
4
ギャラリーの静に 清かな水琴の音 「沁みる」とはこのことを云ふのか
7
信楽
(
しがらき
)
の里 軒下のツバメの雛は 小さき簾に守られて居り
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