恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。

猛暑とか いろんな疲れが 今に来て とにかく眠い 口内炎痛い
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後遺症の 健忘嘆くな それも全て ひっくるめて 受け止めるから
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お互いの 「Hey Siri」に「なに?」と返事する 共に笑って 歳を取れたら
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左手首 巻かれたSiriさん 担当は 麺茹で時間のタイマー係
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午後八時 仕事を終えて 高音多湿に 溺れ帰りぬ 秋まだ遠し
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真夏日でも ツクツクホーシ 聞こえ来て 虫たちもまた 四季を持てりと
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秋恋し 今はまだ見え隠れする 気配を探す かくれんぼの鬼
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汗だくで帰れば エレベーター修理中 階段で九階 息も絶え絶え
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いいね十個くらい付けたい短歌うたがあり 想いよ届けと ハートに触れる
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休み明け 台風 コロナで人足りず シフト詰め詰め 一気に現実
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顔知らぬ 伯父は武蔵に乗りて散る 今頃 母と逢うているか
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終戦の日を 知らぬと言った 義弟おとうとに ただ驚いた 三十年前
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凄まじき 速さで流る 低層の 雲美しく 飽かず眺める
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雨音を 聞きつつまったり過ごす夕 大音量アラートに飛び跳ね
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重厚な雲と 風の質感が 野分近しと告げるあした
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玄関前 カブトムシの足 絡まった ゴミそっと取り 強く生きよと
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盆休み 帰省せし息子らと共に 秋の墓参ツアーを計画
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満席の飛行機恨めし 息子らは 祖母を見送ること叶わず
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桃色の 小壷に納めし ひとかけらの 母と一緒に 長旅を終え
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七日ぶり エアポートの空は すでに秋色纏い 我を見送る
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健やかなる時も 病める時も 私には君が必要と知る
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何事も 無かったように 朝が来て 元気に おはよう と言ってみた
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ありがとう ごめんね その繰り返し 聞き飽きた? でもそれしか言えない
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しっかりと 娘二人に看取らせて プロデュース力 さすがと泣き笑い
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晴れた朝 窓には雨露纏ふ緑 母は天に召され給ひぬ
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「お母さん」 呼びつつ額 撫で居れば 我に応えしか ゆるりまばたき
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妹の車 自動で暖房る 十勝の街は 肌寒の雨
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砂時計の砂よ 止めること出来ぬなら せめてゆっくりゆっくり落ちよ
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灰色の 雲間から差す の先に 神様が居ると 信じていた頃
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妹から写メが届く 幼き日 裏庭でんだ 甘酸あますい グスベリ
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