Utakata
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かつみん
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うたはイメージかな?
文語調の歌を好んで詠みます
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ゆくりなき
村雨
(
むらさめ
)
の
露
(
つゆ
)
やみてなほ
靑雲
(
あをくも
)
ながし秋の風ふく
5
筒井筒
(
つつゐづつ
)
友垣
(
とも
)
とながむる
退紅
(
たいこう
)
の
喇叭
(
らつぱ
)
のふたつ
晝顏
(
ひるがほ
)
の咲く
5
丹澤
(
たんざは
)
の
淡
(
あは
)
に
天霧
(
あまぎ
)
る
彼方
(
あなた
)
には
茜
(
あかね
)
の
映
(
は
)
やし
此方
(
こなた
)
染
(
し
)
みなむ
3
靑葛籠
(
あをつづら
)
黃白
(
きしろ
)
き花は
實
(
み
)
となりて
繰
(
く
)
れにし先に秋はきにけり
2
まし
扇
(
あふ
)
ぐ 雨に
濡
(
そぼ
)
てし
葭簾
(
あしすだれ
)
透
(
す
)
け影に見ゆ夏の
終
(
を
)
はりを
2
漁
(
いさ
)
り
舟
(
ぶね
)
泊
(
は
)
てし
舩津
(
ふなつ
)
にながめては
秋黴雨
(
あきついり
)
にて夏は終はりぬ
3
なにをがな
曉月夜
(
あかときづくよ
)
は
昨夜
(
きぞ
)
の
閒
(
ま
)
に 思ひおきたることのあるにや
2
今にこそ 夏と
覺
(
おぼ
)
ゆる
有明
(
ありあけ
)
の いつしか
高
(
たか
)
む今朝の秋かな
3
葦
(
あし
)
の根の
夜
(
よう
)
さりつ
方
(
かた
)
秋蟲
(
あきむし
)
は いづへともなく
集
(
すだ
)
きけるかも
3
手
(
た
)
をつくり
額
(
ぬか
)
にあてつつ
沐浴
(
もくよく
)
す
貴賤老幼
(
きせんらうえう
)
恆河
(
がんが
)
は
否
(
いな
)
まず
3
雲閒
(
くもま
)
より さす月影の
和歌浦
(
わかのうら
)
よす
白浪
(
しらなみ
)
を
銀
(
しろかね
)
と
咏
(
よ
)
む
4
竝
(
なら
)
びたる
山の端
(
は
)
映
(
は
)
えす
日輪
(
にちりん
)
の
溢
(
はふ
)
れし影の
田面
(
たのも
)
湛
(
たた
)
ふる
2
入
(
い
)
り果てば
天海
(
あめのみ
)
靑
(
あを
)
み
夜
(
よう
)
さりて
潤
(
うる
)
ふ草葉に
露蟲
(
つゆむし
)
の
音
(
こゑ
)
1
細小波
(
いさらなみ
)
遠山
(
とほやま
)
しらみ朝空と 成り合ふてこそ
紛
(
まが
)
へつるかも
1
秋近し よき風吹けば
烈日
(
れつじつ
)
も やはらかなりて
凉
(
すず
)
しげに見ゆ
3
たたなはる
雲井
(
くもゐ
)
の
峯
(
みね
)
の
頂
(
いただ
)
きに
日影
(
ひのかげ
)
ぞさし
黃金
(
こがね
)
めきたる
2
夜
(
よ
)
もすがら
寢
(
い
)
の
寢
(
ね
)
らえぬに
短夜
(
みぢかよ
)
は うちつけなりて明けしらみゆく
2
鈍びた雲の下を 眞白な鳩が一羽 輪を描きながら飛んでゐる
3
秋津洲
(
あきづしま
)
早稻
(
わせ
)
の
穗波
(
ほなみ
)
の立ち
頻
(
し
)
きて
蜻蛉
(
とんばう
)
とびかひ秋は
來
(
き
)
にけり
4
九夏閒
(
きうかあひ
)
咲き
撓
(
をを
)
りたる
綿
(
わた
)
の成り
柎
(
うてな
)
の
撥
(
は
)
ねて
綿花
(
めんか
)
のひらく
2
暮
(
く
)
るるなば
暑氣
(
あつけ
)
しづまり
新
(
あら
)
たしき
凉
(
りやう
)
はこびたる
夕下風
(
ゆふのしたかぜ
)
3
翆黛
(
すいたい
)
の
茜
(
あかね
)
を映す
金色
(
こんじき
)
に 思ひ
紛
(
まが
)
へり秋
來
(
き
)
たるらし
2
とほしろし
曇
(
くも
)
りはらひし
日輪
(
にちりん
)
の
眞白
(
ましろ
)
く
目映
(
まば
)
ゆき
東雲
(
しののめ
)
の空
2
競
(
きほ
)
ふやう
露
(
つゆ
)
の命を
焚
(
た
)
く蝉の 暮れゆく夏を
覺
(
おぼ
)
ゆればなり
3
雲の
澪
(
みを
)
早
(
はや
)
み
折折
(
をりをり
)
ささふなば とにに
行
(
ゆ
)
き
交
(
か
)
ふ
地上
(
ぢのへ
)
さす影
4
白雲
(
しらくも
)
の 立ち
聳
(
そび
)
えては雲の
峯
(
みね
)
曙
(
あけぼの
)
染
(
そ
)
みて
朝影
(
あさかげ
)
の受く
2
わたのそこ
冲
(
おき
)
つ風なむ
白浪
(
しらなみ
)
を起こさば海を
搖
(
ゆ
)
するやうなる
2
すめろきの
平
(
たい
)
らけき
丗
(
よ
)
をいのりたまふ
大御心
(
おほみこころ
)
のいとど
畏
(
かしこ
)
し
3
野分
(
のわき
)
待つ その日は雨のそほ
降
(
ふ
)
りて はらはらとのみ音ぞ聞こゆる
2
鳥の
羽根
(
は
)
を
腭門
(
あぎと
)
に
挾
(
はさ
)
み
曵
(
ひ
)
きし
蟻蟲
(
あり
)
いち
人
(
にん
)
なりぞ
大力
(
だいぢから
)
なる
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