Utakata
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かつみん
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うたはイメージかな?
文語調の歌を好んで詠みます
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秋津洲
(
あきづしま
)
早稻
(
わせ
)
の
穗波
(
ほなみ
)
の立ち
頻
(
し
)
きて
蜻蛉
(
とんばう
)
とびかひ秋は
來
(
き
)
にけり
4
九夏閒
(
きうかあひ
)
咲き
撓
(
をを
)
りたる
綿
(
わた
)
の成り
柎
(
うてな
)
の
撥
(
は
)
ねて
綿花
(
めんか
)
のひらく
2
暮
(
く
)
るるなば
暑氣
(
あつけ
)
しづまり
新
(
あら
)
たしき
凉
(
りやう
)
はこびたる
夕下風
(
ゆふのしたかぜ
)
3
翆黛
(
すいたい
)
の
茜
(
あかね
)
を映す
金色
(
こんじき
)
に 思ひ
紛
(
まが
)
へり秋
來
(
き
)
たるらし
2
とほしろし
曇
(
くも
)
りはらひし
日輪
(
にちりん
)
の
眞白
(
ましろ
)
く
目映
(
まば
)
ゆき
東雲
(
しののめ
)
の空
2
競
(
きほ
)
ふやう
露
(
つゆ
)
の命を
焚
(
た
)
く蝉の 暮れゆく夏を
覺
(
おぼ
)
ゆればなり
3
雲の
澪
(
みを
)
早
(
はや
)
み
折折
(
をりをり
)
ささふなば とにに
行
(
ゆ
)
き
交
(
か
)
ふ
地上
(
ぢのへ
)
さす影
4
白雲
(
しらくも
)
の 立ち
聳
(
そび
)
えては雲の
峯
(
みね
)
曙
(
あけぼの
)
染
(
そ
)
みて
朝影
(
あさかげ
)
の受く
2
わたのそこ
冲
(
おき
)
つ風なむ
白浪
(
しらなみ
)
を起こさば海を
搖
(
ゆ
)
するやうなる
2
すめろきの
平
(
たい
)
らけき
丗
(
よ
)
をいのりたまふ
大御心
(
おほみこころ
)
のいとど
畏
(
かしこ
)
し
3
野分
(
のわき
)
待つ その日は雨のそほ
降
(
ふ
)
りて はらはらとのみ音ぞ聞こゆる
2
鳥の
羽根
(
は
)
を
腭門
(
あぎと
)
に
挾
(
はさ
)
み
曵
(
ひ
)
きし
蟻蟲
(
あり
)
いち
人
(
にん
)
なりぞ
大力
(
だいぢから
)
なる
2
薄雲
(
うすくも
)
の 空を
覆
(
おほ
)
へど
地
(
ぢ
)
に風の なくて
汗
(
あせ
)
あゆ
油照
(
あぶらで
)
りなり
2
夏嵐
(
なつあらし
)
吹くしもとどまる
蜻蛉
(
とんばう
)
の うちつけなりて いづへ
翔
(
かけ
)
ゆく
2
靑田波
(
あをたなみ
)
遠
(
とほ
)
きにおよび
廣
(
ひろ
)
ごりて
海原
(
わたのはら
)
なむ としは
榮
(
さか
)
えむ
3
野分立
(
のわきだ
)
ち すでに
覆
(
おほ
)
ひし
雲居
(
くもゐ
)
より
窗
(
まど
)
あらましく打つ
大南風
(
おほみなみ
)
2
丗
(
よ
)
をめぐり
歸
(
かへ
)
る
家居
(
いへゐ
)
を
探
(
あなぐ
)
るは つひにゆく道きたるときため
1
水面
(
みのおも
)
を おし照る
難波
(
なには
)
の
澪標
(
みをつくし
)
焦
(
こ
)
がるる
心
(
うら
)
をきみは知らじな
1
花田
(
はなだ
)
なる
大地
(
おほつち
)
の
翳
(
かげ
)
殘
(
のこ
)
しては たまゆら朝に
褪紅
(
たいこう
)
の
燒
(
や
)
く
1
碧綠
(
へきりよく
)
の
樹閒
(
このま
)
を
科戶
(
しなと
)
の風ぬくに
木羣
(
こむら
)
は
搖
(
ゆ
)
るぎ
淸
(
きよ
)
まはりけり
3
細流
(
せせらき
)
に 音なく燃ゆる
赱
(
はし
)
り火と
顧
(
かへり
)
みすれば
宵螢火
(
よひのほたるび
)
1
ゆるびたる 暑かはしさは
秋蜩
(
ひぐらし
)
の 鳴くころなりて夏の暮れなむ
2
かなかなと 鳴き
響
(
とよ
)
みては
寒蝉
(
ひぐらし
)
の
沁
(
み
)
み渡りては
聲
(
こゑ
)
うら悲し
5
夏の
夜半
(
よは
)
宵居
(
よひゐ
)
がちにて
短夜
(
みぢかよ
)
の 空に
消殘
(
けのこ
)
る月も
惜
(
を
)
しげに
4
忘れ
水
(
みづ
)
いささ
小川
(
をがは
)
の
端邊
(
はしべ
)
なる 夏の
茂
(
しげ
)
りを
隱
(
かく
)
れ
簔
(
みの
)
とす
4
夏の
夕
(
ゆふ
)
打ち
水
(
みづ
)
すれば
庭
(
には
)
の木の
地
(
ち
)
に
滲
(
し
)
み
沈
(
しづ
)
み影の涼しき
6
なまめかし
日影
(
ひかげ
)
を
浴
(
あ
)
みし
丹澤
(
たんざは
)
の
綠
(
あを
)
き
雫
(
しづく
)
に山の
滴
(
したた
)
る
5
朝さると
閑
(
しづ
)
かの森の
涼風
(
すずかせ
)
に のりて聞こゆる
老鴬
(
おいのうぐひす
)
3
武藏野
(
むざしの
)
の
霞
(
かす
)
みてけぶる
紫草
(
むらさき
)
の
邊
(
わた
)
りに
背子
(
せこ
)
も消ゆると
覺
(
おぼ
)
ゆ
3
雲の
峯
(
みね
)
鳴る
神
(
かみ
)
まねきごほごほと はたたく空に
羣雨
(
むらさめ
)
を呼ぶ
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