Utakata
登録
Login
かつみん
フォロー
9
フォロワー
8
投稿数
332
うたはイメージかな?
文語調の歌を好んで詠みます
歌意はTwitterをご覧ください
投稿歌はすべて当人のオリジナルです
« 最初
‹ 前
…
2
3
4
5
6
7
8
9
10
…
次 ›
最後 »
根蓴菜
(
ねぬなは
)
の
長雨
(
ながめ
)
の
烟
(
けぶ
)
り
降
(
ふ
)
り
頻
(
し
)
けば なほ寒からむ
秀
(
ひ
)
づる
瑞穗
(
みづほ
)
は
2
細波
(
さざれなみ
)
立てば
田面
(
たのも
)
は
黃
(
き
)
となりて
遙
(
はる
)
かに
寄
(
よ
)
する
稻雲
(
たううん
)
の波
5
秋雲
(
あきぐも
)
に
茜
(
あかね
)
のさして
夕
(
ゆふ
)
されば 紫だてる
東
(
ひむかし
)
の空
8
刈株
(
かりばね
)
に
蘖
(
ひこば
)
ゆ
稻
(
いね
)
の
次次
(
すぎすぎ
)
に
靑
(
あを
)
やかなりぬ
稻孫田
(
ひつぢだ
)
の秋
4
さし
仰
(
あふ
)
ぐ
雲井
(
くもゐ
)
をわかつ
外國
(
とつくに
)
の み空色なる
空色
(
スカイブルー
)
3
曼珠沙華
(
まんじゆしやげ
)
赤く連れ
笑
(
ゑ
)
む道の
邊
(
へ
)
の
彼方
(
あなた
)
につづく
彼岸過迄
(
ひがんすぎまで
)
5
丹澤
(
たんざは
)
の
彼方
(
あなた
)
に
沈
(
しづ
)
む
夕影
(
ゆふかげ
)
の
豐
(
とよ
)
の
穗波
(
ほなみ
)
に落つる
金色
(
こんじき
)
5
秋麗
(
あきうらら
)
高き み空をゆく雲に
影
(
かげ
)
ろふ
花野
(
くさの
)
は
斑
(
まだら
)
なりけり
4
茜
(
あかね
)
さし 照れる
月夜
(
つくよ
)
に
弓張
(
ゆみは
)
りの けざやかなりて秋の風吹く
5
玉響
(
たまゆら
)
の
黑紫
(
くろむらさき
)
に
白露
(
しらつゆ
)
の おきて照り映ゆ けふの
朝
(
あした
)
に
4
けさ見れば
雲閒
(
くもま
)
にけぶる
東
(
ひむかし
)
の あけゆく空におほし
朝日子
(
あさひこ
)
3
白馬
(
あをむま
)
と
田面
(
たのも
)
の
端
(
はた
)
に息を
繼
(
つ
)
ぎ 汗あゆ
額
(
ぬか
)
を
拭
(
ぬご
)
ふ
田長
(
たをさ
)
は
3
ゆくりなき
村雨
(
むらさめ
)
の
露
(
つゆ
)
やみてなほ
靑雲
(
あをくも
)
ながし秋の風ふく
5
筒井筒
(
つつゐづつ
)
友垣
(
とも
)
とながむる
退紅
(
たいこう
)
の
喇叭
(
らつぱ
)
のふたつ
晝顏
(
ひるがほ
)
の咲く
5
丹澤
(
たんざは
)
の
淡
(
あは
)
に
天霧
(
あまぎ
)
る
彼方
(
あなた
)
には
茜
(
あかね
)
の
映
(
は
)
やし
此方
(
こなた
)
染
(
し
)
みなむ
3
靑葛籠
(
あをつづら
)
黃白
(
きしろ
)
き花は
實
(
み
)
となりて
繰
(
く
)
れにし先に秋はきにけり
2
まし
扇
(
あふ
)
ぐ 雨に
濡
(
そぼ
)
てし
葭簾
(
あしすだれ
)
透
(
す
)
け影に見ゆ夏の
終
(
を
)
はりを
2
漁
(
いさ
)
り
舟
(
ぶね
)
泊
(
は
)
てし
舩津
(
ふなつ
)
にながめては
秋黴雨
(
あきついり
)
にて夏は終はりぬ
3
なにをがな
曉月夜
(
あかときづくよ
)
は
昨夜
(
きぞ
)
の
閒
(
ま
)
に 思ひおきたることのあるにや
2
今にこそ 夏と
覺
(
おぼ
)
ゆる
有明
(
ありあけ
)
の いつしか
高
(
たか
)
む今朝の秋かな
3
葦
(
あし
)
の根の
夜
(
よう
)
さりつ
方
(
かた
)
秋蟲
(
あきむし
)
は いづへともなく
集
(
すだ
)
きけるかも
3
手
(
た
)
をつくり
額
(
ぬか
)
にあてつつ
沐浴
(
もくよく
)
す
貴賤老幼
(
きせんらうえう
)
恆河
(
がんが
)
は
否
(
いな
)
まず
3
雲閒
(
くもま
)
より さす月影の
和歌浦
(
わかのうら
)
よす
白浪
(
しらなみ
)
を
銀
(
しろかね
)
と
咏
(
よ
)
む
4
竝
(
なら
)
びたる
山の端
(
は
)
映
(
は
)
えす
日輪
(
にちりん
)
の
溢
(
はふ
)
れし影の
田面
(
たのも
)
湛
(
たた
)
ふる
2
入
(
い
)
り果てば
天海
(
あめのみ
)
靑
(
あを
)
み
夜
(
よう
)
さりて
潤
(
うる
)
ふ草葉に
露蟲
(
つゆむし
)
の
音
(
こゑ
)
1
細小波
(
いさらなみ
)
遠山
(
とほやま
)
しらみ朝空と 成り合ふてこそ
紛
(
まが
)
へつるかも
1
秋近し よき風吹けば
烈日
(
れつじつ
)
も やはらかなりて
凉
(
すず
)
しげに見ゆ
3
たたなはる
雲井
(
くもゐ
)
の
峯
(
みね
)
の
頂
(
いただ
)
きに
日影
(
ひのかげ
)
ぞさし
黃金
(
こがね
)
めきたる
2
夜
(
よ
)
もすがら
寢
(
い
)
の
寢
(
ね
)
らえぬに
短夜
(
みぢかよ
)
は うちつけなりて明けしらみゆく
2
鈍びた雲の下を 眞白な鳩が一羽 輪を描きながら飛んでゐる
3
« 最初
‹ 前
…
2
3
4
5
6
7
8
9
10
…
次 ›
最後 »