かつみん
11
10
投稿数
353

うたはイメージかな?
文語調の歌を好んで詠みます
歌意はTwitterをご覧ください
投稿歌はすべて当人のオリジナルです

つゆしもの 秋く み空かぎりなし とこしへなりてあをのみぞ見ゆ
3
口切くちきりに 濃紅こいくれなゐ侘助わびすけの 茶花ちやばな山茶つばきはじめてひらく
4
ひさかたの 雲閒くもまのひらき朝日子あさひこは 冰雨ひさめをのぞきゆる朝寒あさざむ
2
有明ありあけに 月なきあしたながめれば ゆ雨そそく梢秋こずゑあきなり
8
よそながら 燃えがりては夕月夜ゆふづくよ 曉闇あかときやみとなりてなみた
3
秋ふけぬ なにもしづまるあかときに 月なるしづくそとぞ宿やどらむ
4
くにの 秋はけだし寂しからむ 千重ちへにしきのなきと思へば
4
ゆふづく日 さして朽葉くちばのふりうづむ 山にもおなじ秋はにけり
3
歲榮としさかゆ 秋の苧環をだまきくり返す 御年神みとしのかみにへ手向たむけむ
2
大地おほつちの すべてをすす白驟雨はくしうう おしひたしてはが身をませ
2
あまのはら 不盡ふじ高嶺たかねの白雪を かぶりほころひ したりがほなり
3
花すすき づままにさまを まなこを細め嬉しきと見ゆ
4
むばたまの 夜長よながしらむる朝まだき 秋寒あきさむ空のあをはさやけし
3
とほつひと 初鴈はつかりの聞こゆれば 秋の風ふくあけ東雲しののめ
3
大船おほぶねの 渡りしたる空のを 鴈羣かりむらは差し寄する波
5
秋のの たよわさまつのぐみて にびなる日影もとめ伸びゆく
2
ひさかたの 雨埀あまだかや菅根すがのねの ねもころ眺む秋のたもと
6
玉鉾たまほこの 里なる山の黃葉もみぢはの いまを盛りと色づきてなむ
5
秋山あきやまの したへる里はにぎはふも 紅葉もみぢ比睿ひえしづかなりけり
5
丹頰につらふ 紅葉もみぢにしきもりて 深山みやまにあるをたれか知るらむ
5
いそのかみ 降るごとうつるけしきなれ あはれなりける秋霖あきのながめ
3
根蓴菜ねぬなはの 長雨ながめけぶけば なほ寒からむづる瑞穗みづほ
2
細波さざれなみ 立てば田面たのもとなりて はるかにする稻雲たううんの波
5
秋雲あきぐもに あかねのさしてゆふされば 紫だてるひむかしの空
8
刈株かりばねに ひこばいね次次すぎすぎに あをやかなりぬ稻孫田ひつぢだの秋
4
さしあふぐ 雲井くもゐをわかつ外國とつくにの み空色なる空色スカイブルー
3
曼珠沙華まんじゆしやげ 赤く連れむ道のの 彼方あなたにつづく彼岸過迄ひがんすぎまで
5
丹澤たんざはの 彼方あなたしづ夕影ゆふかげの とよ穗波ほなみに落つる金色こんじき
5
秋麗あきうらら 高き み空をゆく雲に かげろふ花野くさのまだらなりけり
4
あかねさし 照れる月夜つくよ弓張ゆみはりの けざやかなりて秋の風吹く
5