かつみん
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うたはイメージかな?
文語調の歌を好んで詠みます
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投稿歌はすべて当人のオリジナルです

くすりり 伊吹いぶきの山のさしも草 さしも玲瓏もゆら夕影ゆふかげの燃ゆ
6
みづとりの 靑葉あをばをぬけて立ちぬれば ひろぐる空に風のかをらむ
8
ゆく春に 雨の地上ぢのへうるほさば 甘露かんろとなりて百穀ひやくこくをむす
6
さだ過ぎて くれば春にうちなびく 花も果敢はかなく降る別れじも
5
のきに くふつばくらわたりす にほてるおきひろ海原うなはら
8
あをによし 國内くぬちを過ぎてゆく春の 靑葉あをばを吹きて風のかをらむ
5
はるの雨 をやみし里の晴色せいしよくに つかのま虹始見にじのはじめてあらはる
7
風さそふ 花は吹雪ふふきて次次つぎつぎに 道をおほひて包みかくさむ
5
花雨くわうみれば 春の心のさみだりて 咲きををりてしをりくらぶる
5
花のに 宿りし露のあだなれば ちぎりをかこつしづくなりけり
6
咲きををり にほへる花は御佛みほとけを つつみていは灌佛會くわんぶつゑかな
8
大舩おおぶねの 渡る海原うなはらわたり越し 常丗とこよでてくふつばくろ
7
春嵐はるあらし ねて日影のさしぬれば 照れる若芽わかめきほひては
5
朝霞あさがすみ 春日はるひの風をいざなひて にほへる花は八重やへの山吹
6
さしぐめば 空五倍子染うつぶしぞめのあはの おぼろの月の更に曇らむ
4
夢の夢 さきはひなるや烏羽玉うばたまの 闇のうつつの押し立つなれば
4
春のの え渡りてはすがの根の 長雨ながめれてけぶ羣山むらやま
7
なほあはし 散りくる花にかくれては しをらしくむ山のさくらは
3
花のの かたきつぼみの春けて にぬるむ風を受けなむ
6
かぎろひの かすめる春の夜くれば おぼろけなりて月かたぶきぬ
4
たちまちに 初鳴神うひなるかみとどろめき おどろかしては春を片設かたま
4
ほころびし 唐紅からくれなゐ瑞香ずいかうは 薄紅うすくれなゐとなりてにほはむ
4
能州のうしうの なゐることのいみじくて 遠退とほそく春に心きたり
4
みどりの やはらかなりぬ翆髮すいはつを けづりしくしのすべるやうなり
5
むすびづ かたきつぼみの張りぬれば 春の吹かせし風やとくらむ
6
假初かりそめの さびしき色の冬枯れの 木羣こむらとづほどなくの春
4
冬枯れの 寂しき里と見ゆれども うちには春の支度しにけり
5
かすみしく 春さりればごもりの むし地上ぢのへかしらいださむ
3
少女をとめらに 行逢ゆきあふ先の玉鉾たまほこの 道のすがらに つづの花
8
およすけし え少女をとめまぼり渡りつつ さきはひねがひひひなかざらむ
4