Utakata
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かつみん
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うたはイメージかな?
文語調の歌を好んで詠みます
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ありありと 思ひ
出
(
い
)
でぬは
忍草
(
しのぶぐさ
)
摘
(
つ
)
みてしゆゑか夢のかよひ
路
(
ぢ
)
3
退
(
そ
)
き
方
(
へ
)
に望む
丹澤
(
たんざは
)
の 渡りし
靑
(
あを
)
のうすく濃き
夏霞
(
なつがすみ
)
たつ
2
暑かはし
吳竹
(
くれたけ
)
の
節
(
よ
)
ごと夏の
夜
(
よ
)
は
淺
(
あさ
)
き夢見し空白むまで
3
三界
(
さんがい
)
を せばめし雲の空に
滿
(
み
)
つ
淤加美神
(
おかみのかみ
)
の荒ぶればなり
3
遠山
(
とほやま
)
の
綠
(
あを
)
は薄らぎたたなづく
靑垣山
(
あをがきやま
)
に
靑雲
(
あをくも
)
の立つ
3
おどろけば
紅蓮
(
ぐれん
)
は燃ゆるやうやうと ひらきて
生
(
お
)
ふる
小泥
(
こひぢ
)
なりけり
3
あかほしの 明けぬる空の
東
(
ひむかし
)
に
棚引
(
たなひ
)
く雲を朝の押し上ぐ
2
枝炭
(
えだずみ
)
の はぜりて
熾
(
おこ
)
る
赱
(
はし
)
り火の にはか
螢
(
ぼたる
)
となりて
昇
(
のぼ
)
らゆ
3
雲間より ゆくらゆくらと照る影は 波こそ見ゆれ
野分
(
のわけ
)
過ぎける
4
野分
(
のわき
)
立ち うち吹き吹かる若木とて 倒れぬ
樣
(
さま
)
を
吾
(
あれ
)
もならはむ
4
よそながら 思ひをやりて息つかば 息こそ通ひ せめて
屆
(
とづ
)
かめ
2
天
(
あま
)
の
門
(
と
)
に 心をいたせし
白栲
(
しろたへ
)
を
織女
(
たなばたつめ
)
は
抱
(
いだ
)
かひて待つ
2
蝉時雨
(
せみしぐれ
)
能登
(
のと
)
の
木叢
(
こむら
)
に降る音の 鳴き
旧
(
ふ
)
るしては
老鶯
(
おいのうぐひす
)
3
印南野
(
いなみの
)
の
野中
(
のなか
)
の
淸水
(
しみづ
)
のぬるければ その身ながらを
否
(
いな
)
ぶるもあり
3
やさかどり 息づきながむ長き
夜
(
よ
)
に 曇りし月の
布障子
(
ぬのさうじ
)
かな
3
靑梅
(
あをむめ
)
の
黃蘗
(
きはだ
)
となりぬ
和膚
(
にきはだ
)
の わづかに甘き
酸
(
す
)
し
香
(
か
)
はなてり
1
吾妹子
(
わぎもこ
)
は
吾
(
あれ
)
が
現身
(
うつしみ
)
ふたつ無し あぢきなう世に
閉
(
と
)
ぢめ越すとも
2
ぬばたまの
夜
(
よる
)
はすがらに望月の
月下美人
(
ナイトクイーン
)
に月影のさす
3
むらさきの
雲居
(
くもゐ
)
は
低
(
ひき
)
み
荒南風
(
あらばえ
)
の 吹き
遊
(
すさ
)
びては
夕立風
(
ゆふたちのかぜ
)
2
細小蠏
(
ささがに
)
の 蜘蛛の
網
(
い
)
をして
繋
(
つな
)
ぎしむ
淨土
(
じやうど
)
と
奈落
(
ならく
)
のすさびなめり
2
神變
(
じんぺん
)
を
仰
(
あふ
)
ぐ
帷
(
とばり
)
の
綵色
(
さいしき
)
の イエローナイフの
極光
(
きよくくわう
)
に
觸
(
ふ
)
る
3
終
(
しまひ
)
には
誰
(
たれ
)
の
殘
(
のこ
)
りて見やるらむ
皆紅
(
みなぐれなゐ
)
の空の終はりを
4
千歲
(
ちとせ
)
ふり
穿
(
うが
)
てし
窟
(
いはや
)
の
雫石
(
しづくいし
)
母者人
(
ははじやひと
)
なむ
瑞齒含
(
みづはぐ
)
むまで
2
浮雲
(
うきぐも
)
の 思ひ
消
(
け
)
つらむ
烏羽玉
(
むばたま
)
の 夢に
髮
(
かみ
)
切る
幽
(
かす
)
かなりけり
2
折節
(
をりふし
)
に
行手
(
ゆくて
)
を
塞
(
ふた
)
ぐ踏切の 思ひ分きたる分別を問ふ
2
しきしまの やまとの歌は
常磐
(
ときは
)
なり
靑人草
(
あをひとくさ
)
の
謡
(
よ
)
みつづくゆゑ
3
契
(
ちぎ
)
りきな 結びし
紐
(
ひも
)
の
解
(
と
)
くるなば なにを
賴
(
たの
)
みに生くるものかは
2
紫と赤のさし
交
(
か
)
ふ
葡萄染
(
えびぞめ
)
の
服
(
きぬ
)
を
織
(
お
)
りては鳴く
蟋蟀
(
きりぎりす
)
4
かぎりなき
西域
(
さいゐき
)
統
(
す
)
ぶる
灼熱
(
しゃくねつ
)
の
淨土
(
じやうど
)
をへだつ
大漠
(
ゴビ
)
の
大砂海
(
おほうみ
)
3
北の丸
公園
(
こうゑん
)
の ベンチにありて
夲
(
ほん
)
を
讀
(
よ
)
む ひねもす雀の
聲
(
こゑ
)
を聞きつつ
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