Utakata
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かつみん
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うたはイメージかな?
文語調の歌を好んで詠みます
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夏草の 思ひ
萎
(
しを
)
りて
項埀
(
うなだ
)
るは
故
(
ゆゑ
)
づくことのあればなるべし
2
僅
(
はつ
)
かなる
七日
(
なぬか
)
ばかりを
啼
(
な
)
く蟬の
假初
(
かりそめ
)
なりて命なりけり
2
蘆
(
あし
)
が散る
難波江
(
なにはえ
)
の
海
(
み
)
に鳴く
千鳥
(
ちどり
)
眼
(
まなこ
)
にうつる宮のおも影
2
知られ
路
(
ぢ
)
に
戀
(
こ
)
ひ
戀
(
こ
)
ふ
心
(
うら
)
の
叶
(
かな
)
は
路
(
ぢ
)
は
臥
(
こ
)
い
轉
(
まろ
)
びては
一向
(
ひたぶる
)
に
哭
(
な
)
く
3
差し
集
(
つど
)
ひ
互
(
かたみ
)
に
袖
(
そで
)
をたち重ね
比
(
たぐ
)
ひ守らふ
共生
(
ともいき
)
の道
1
あさまだき 葉の
上
(
へ
)
ひかりて置く
露
(
つゆ
)
の いちしるからぬ移りゆくまで
2
庭
(
には
)
つ鳥
鷄
(
とけ
)
の
唱
(
とな
)
ふる
東天
(
とうてん
)
の
紅
(
くれなゐ
)
ながむ
有明
(
ありあけ
)
の月
3
恐らくは 結べぬ
絲
(
いと
)
と思ふゆゑ せめて通はむ夢の浮き橋
3
丗
(
よ
)
にありて かけても
叶
(
かなは
)
ぬ仲なれば いかに越えなむ
逢阪
(
あふさか
)
の
關
(
せき
)
2
いささかの
隙
(
ひま
)
なく
心
(
うら
)
を
隱
(
かく
)
すとも え
折
(
を
)
り
延
(
は
)
はず いづれ
洩
(
も
)
る色
3
戀衣
(
こひころも
)
明石
(
あかし
)
の浦のはまゆふの もて
隱
(
かく
)
してむ
千重
(
ちへ
)
に
百重
(
ももへ
)
に
2
陽炎
(
かぎろひ
)
の 心は燃えて
熏
(
くゆ
)
り
滿
(
み
)
つ
棚引
(
たなひ
)
くゆくへ
誰
(
たれ
)
や知るらむ
2
絲口
(
いとぐち
)
は 手づから
足掻
(
あしが
)
き
見付
(
みつ
(
)
)
くりて
餘所
(
よそ
)
より受くるものにあるまじ
3
おしなべて あまねく
慈光
(
じくわう
)
のかうむれど
其
(
そ
)
を
憐
(
あは
)
れぶは知る人ぞのみ
3
村雨
(
むらさめ
)
の
雫
(
しづく
)
のはしる
竹羣
(
たかむら
)
は
束
(
つか
)
の
閒
(
ま
)
かすみ
烟
(
けぶ
)
るやうなり
3
朝日子
(
あさひこ
)
は さねさし
相模
(
さがむ
)
の
東
(
ひむかし
)
の
雲居
(
くもゐ
)
に
廣
(
ひろ
)
ぐ
虹霓
(
こうげい
)
と見ゆ
2
蝉の
羽
(
は
)
の
薄雲
(
うすくも
)
を
透
(
す
)
く月影は
白銀
(
しろかね
)
ゆゑに
夜半
(
よは
)
の
艷
(
えん
)
なり
2
絲杉
(
いとすぎ
)
のある
麥畑
(
むぎばたけ
)
歲星
(
さいせい
)
のおもて
現
(
あらは
)
す
縞
(
しま
)
のやうなり
2
高原
(
たかはら
)
の いささ
小笹
(
をざさ
)
に
夏蟲
(
なつむし
)
の 色をまとひて鳴く鳥は
小璢璃
(
こるり
)
にやあらむ らうらうじ
聲
(
こゑ
)
2
里離
(
さとばな
)
る みなみ
獨逸
(
ドイツ
)
の
鄙
(
ひな
)
のみち
Apfelkuchen
(
アッフェルクーヘン
)
馥郁
(
ふくいく
)
たり
2
あまづたふ
入
(
い
)
り
日
(
ひ
)
の映えて
足引
(
あしひ
)
きの 山の
端
(
は
)
みごと目に
明
(
さや
)
かなり
2
長雨
(
ながめ
)
ては
烟
(
けぶ
)
りてかすむ里山の 色なきゆゑに音のみぞ
聽
(
き
)
く
3
閃
(
ほのめ
)
きて
川邊
(
かはへ
)
に
生
(
む
)
せし
草根
(
くさのね
)
の
腐
(
くた
)
し
蒸
(
む
)
しては
螢
(
ほたる
)
產
(
む
)
すらし
2
あらましき しづくの打ちつ
大地
(
おほつち
)
を 黄いろし小傘の のぼり歩みく
3
あからひく 朝は
涼
(
すず
)
みて
蟬時雨
(
せみしぐれ
)
いづへともなく
僅
(
はつ
)
かなりけり
2
雲の
峯
(
みね
)
さし
仰
(
あふ
)
ぐれば高知るや
天
(
あめ
)
の
御蔭
(
みかげ
)
か
須彌山
(
すみせん
)
のてい
3
朝かすみ
春日山
(
かすがのやま
)
に
棚引
(
たなひ
)
くを うす目あいたる
盧舍那佛
(
るしやなぶつ
)
みゆ
3
日別朝夕大御饌
(
ひごとあさゆふおほみけ
)
の きこし
召
(
め
)
します
大御神
(
おほかみ
)
の
人草
(
たみ
)
安かれと
思
(
おぼ
)
す
大御心
(
みこころ
)
3
野分
(
のわき
)
だち 窓うつ雨のはらめきて
亂聲
(
らんじやう
)
かなづ
今日
(
けふ
)
の
朝
(
あした
)
に
5
『
潮騷
(
しほさゐ
)
』は 胸を
焦
(
こ
)
がすと思ふらむ
眞愛
(
まかな
)
き
戀
(
こひ
)
のそこにありせば
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