沢海 嵐川
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新潟の大学生 拙い歌があなたに届きますよう

先見えぬ霧のすきまに月虹ムーンボゥ 寄る辺ない夜の道を照らした
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降る雪をビニール傘で受け止める 僕らを隠す積もってく「ゆきすき
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老いし樹にしか咲かせらぬ花もある 甘く香ったOLD ROSE オールドローズ
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白鳥座二人ならんだアルビレオ あなたと未来へ渡って行きたい
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グラウンドフェンスに独りクレマティス春を待たずに咲いて散る花
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寒の入り澄み切った夜の西の空 見下ろす 下弦の方の 三日月
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薄紅に風を香らす帰り花 小春日和に冬が見た夢
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手を伸ばす 眉山に架かる三日月は 背伸びをしたら触れる気がして
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とこしへに消えないように大いなるくすに託した君への想い
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咲けば散る葉だって落ちる冬が来る 季節は恋の色をも変える
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街が人を変えるのでなくその逆で 都会アーバンらしさを演じる友たち
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唐紅 灯台ツツジの葉が落ちる 名も無き午后を満たして落ちる
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「或る或の日」思い出語るクラス会 反時計回りに進む時
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繋いだ手マチ針で留めるみたいに不器用過ぎる僕の愛情
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君のこと想って独り泣くために 優しい歌を一首ください
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初雪は今朝の日差しに消えてゆき 晩秋が見た冬の幻想
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傘持たずみぞれに出会うこんな夜は カフェ・オ・レの「レ」を多めで作る
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オリオンの想いをのせた流れ星 消えずにきみへ届きますよう
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風の色、虫の音、君のワンピース きっともうすぐ完璧な秋
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宵の宮長い祈りを終えたあと 遥かにめぐる時を待つ君
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宵帳茅蜩かなかなと鳴く樹々を背に泣けない虫を愛しく思う
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定まらぬ心でさえも心地よい 僕らはゆらぐ1/エフぶんの いち
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言わぬより言えぬ言葉が多すぎて愛は矛盾だ 陽炎ゆらり
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今日もまた眠れぬ夜がやってくる 短き蝉の生命の音に
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離れてる君を想わぬ日はなくて 笑顔をどうか忘れずにいて
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改札をするりと抜けて微笑んだ 君は一人の女性ひとになったね
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君の眼の涙の奥へささやかに 掛かった虹は僕でありたい
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お互いに夢を追いかけ信じ待つ この約束を愛と呼ぼうよ
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小さめの君の変化を見つけつつ一生僕は君に恋する
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恩師への暑中見舞いの空白に ヘタクソな歌一首咲かせる
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