沢海 嵐川
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新潟の大学生 拙い歌があなたに届きますよう

チョコよりも甘く溶かしてほしいから 今夜は君がパティシエの番
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銀色を水面に写す猫柳 僕を誘う春へ春へと
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チョコという君が固めた恋心 28℃でとろけるふたり
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伝えたい伝えきれない想いとか 全部溶かした艶やかなチョコ
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早咲はやざいて東風こちにて散った桜たち 君の里では梅が咲く頃
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「あなたとはトモダチ・・・・だから」そう言って笑顔で君は僕を殺した
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寂しくて見返すLINE スタンプの猫だけが知る僕の涙を
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キャンパスは今日から人が見えなくて 休みに淋しそうな学舎
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垂る梅白からあかに移りゆく 季節も色がつき始める頃
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寒いから…僕をねぎらう温かい紅茶と粉糖ゆきの降ってるケーキ
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半額の恵方巻たち食いながら 暦の春を独り寿ぐ
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恵方巻懐かしくある沈黙は 久方ぶりの黙食の夜
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鬼は外!無邪気に叫ぶ子どもらは 心に鬼をまだ宿らせず
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降る雪に雪かきをする誓約をしてから食べるレディーボーデン
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歌の書や屏風、蒔絵の硯箱 400年の光悦の旅
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はっさくの香りが残る台所 黄色に名残る親指の爪
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Day By Day 新芽の長さ、風の色 毎日違ういつもの舗道
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約束を守って君を傷つけた 嘘もつけない不器用な僕
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都会より姪の一家が遊び来て にさいはたちで作るかまくら
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ALFEEの越谷ライブに当選し 検索履歴に並ぶ春服
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田舎にて祖父祖母じじばばと住む私には羨ましいもの「田舎に帰省」
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目眩めくるめく街で溺れて流される 星も見えない君が住む街
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寒いからちょっとのすき間も無いように手を繋ごうよ 銀の家路で
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薄雪を転がし子らが作り出す ダルメシアンな雪だるまたち
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明け方に氷を結ぶ水たまり 踏み割る子らのストップモーション
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晴れの傘 幼い記憶 あとは、キミ 失くして初めて気が付いたもの
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星空の光の一つになった君 も一度名前呼んでいいかな
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「食べようか…」迷った君は占いのコインをはじく どうせ食うのに
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進むほど遠ざかる夢 少年の頃網棚に忘れた希望のぞみ
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雨だからたぶん涙はバレてないハンカチだけじゃ拭いきれぬ夜
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