沢海 嵐川
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新潟の大学生 拙い歌があなたに届きますよう

「じゃあ、またね…」君の背中の残像が最後に告げた「また」など無いと
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臆病は今も昔も変わらないもちろんあなたを好きすぎるのも
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あなたとの最適解を探っても解けることなき五次方程式
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駅裏の「pour toiあなたのために」というカフェで来るはずのないひとを待ってる
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二本目の煙草を消して窓の外季節が変わる雨が降り出す
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いつの日も僕が通った君の道 最後に一度通してください
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二人きり歩いた小径振り返る 微笑むような姫小百合スイートメモリー
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白銀の雪は陽射しで溶けていく僕もそろそろ陽になれるかな
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君の前でしか泣かない約束を今でも私は守っています
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街あかりあなたの部屋を目で探すレジ袋入りの愛をぶら下げ
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僕宛に手紙を書いて出してみる差出人に君の名を借り
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君からの「あいしてる」とは「約束」じゃなく「願い」だと今さら気付く
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夢に見るあなたはいつも泣いていて 今朝も優しく痛むこの胸
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振り向いてあなたと住んだ部屋を見る 持ちきれない想いを置いて出る
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出逢った日君の瞳に映ってた青空色と同じ気持ち
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2年ぶり大好きだった君からのLINEは「今夜さらいに来て」と
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たおやかに流れる時にいつの日か君との恋を誇りに思う
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今までと何かが変わったわけじゃない君がいないだけ、ただそれだけ
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襟元で気付けなかった掛け違い 二人を留めるボタンをはずす
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楽しげに未来を語る君の前 答えに詰まる僕が嫌いだ
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悪者になるため僕は嘘をつく「あなたのことがもう嫌い」だと
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ヒイラギの花が咲く頃あなたとの別れまでもを忘れるつもり
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分かってる降りそびれたね君と僕 乗り過ごしてるあの日の夜から
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浅縹あさはなだ起きた貴方へ背を向ける 僕らは見えない明けの明星
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またいつか会える日までの拠り所 手紙を一通僕にください
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だまり合う二人の間気兼ねして湯気を立てずにいるホットティー
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この電話切ったら君と私とは ただの第三者になるんだね
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今日はまだ君への心隠せない滲んだ君の影が出ていく
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首元にコンシーラーを 昇る陽に見られる前にマークを隠す
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明日君は誰かのひとになりにいく僕の印を首に残して
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