Utakata
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沢海 嵐川
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新潟の大学生 拙い歌があなたに届きますよう
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キャンパスに
制服達
(
こうこうせい
)
がぞろぞろと もうすぐ僕も
先輩
(
・・
)
になる
13
遠い地で同じ夜空を見上げてる 今年一番小さい満月
16
窓からはうっすら
反射
(
うつ
)
る
信号機
(
ライト
)
だけ 今夜あなたと未来を変えよう
11
いつもより1日早い週末を 人の浮かれで知った終電
18
平日が乗り放題の「キュンパス」で明日あなたにキュンを届ける
10
追試行く友を見送る シャーペンで今度こそ単位を狩って来い
12
常磐
(
じょうばん
)
へ冬の終わりを告げる
花
(
ひと
)
浦々で笑み溢れゆく梅
11
早々と確定申告終わらせた私を誰か褒めてください
12
伸び伸びと手入れされない梅の樹は 新芽を伸ばす空へ空へと
13
もう季語に入れていいよね 春告げの 面倒い行事 確定申告
13
とりあえず今日は春だと喜ぼう 春一番にコート預けて
10
チョコよりも甘く溶かしてほしいから 今夜は君がパティシエの番
8
銀色を水面に写す猫柳 僕を誘う春へ春へと
20
チョコという君が固めた恋心
28
℃でとろけるふたり
10
伝えたい伝えきれない想いとか 全部溶かした艶やかなチョコ
16
早咲
(
はやざ
)
いて
東風
(
こち
)
にて散った桜たち 君の里では梅が咲く頃
11
「あなたとは
トモダチ
(
・・・・
)
だから」そう言って笑顔で君は僕を殺した
12
寂しくて見返す
L
I
N
E
スタンプの猫だけが知る僕の涙を
14
キャンパスは今日から人が見えなくて 休みに淋しそうな学舎
9
垂る梅白から
紅
(
あか
)
に移りゆく 季節も色がつき始める頃
15
寒いから…僕をねぎらう温かい紅茶と
粉糖
(
ゆき
)
の降ってるケーキ
11
半額の恵方巻たち食いながら 暦の春を独り寿ぐ
20
恵方巻懐かしくある沈黙は 久方ぶりの黙食の夜
10
鬼は外!無邪気に叫ぶ子どもらは 心に鬼をまだ宿らせず
21
降る雪に雪かきをする誓約をしてから食べるレディーボーデン
12
歌の書や屏風、蒔絵の硯箱 400年の光悦の旅
10
はっさくの香りが残る台所 黄色に名残る親指の爪
19
D
a
y
B
y
D
a
y
新芽の長さ、風の色 毎日違ういつもの舗道
12
約束を守って君を傷つけた 嘘もつけない不器用な僕
12
都会より姪の一家が遊び来て
姪
(
にさい
)
と
私
(
はたち
)
で作るかまくら
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