さいおん
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無常を詠みたい
比喩歌好きのガチ和歌専門

誰だって ほんの少しは 壊れてる そうでなければ 生きてられない
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け どっぷり汗を いている グラスのジュースは 生温なまあたたかい
7
もう一度 君に会ったと してもさぁ… 好きだと言える 勇気はないな
4
今日の昼 空に雲たち 夕立の 激しく降れば 夏になるかも
12
しきたへの(枕詞) 布団丸めて 抱き枕 君の替わりに ならないけれど
4
そういえば 今日は何の日29日は だったろうなんだろう? 激動昭和を 生きた天皇すめろき
6
もし僕が 君になれたら どうだろう? 手を繋げない キスもできない
4
退職のとき 普段の様子で 去って行った だからあのとき 泣けばよかった
4
僕にとって 君の代わりは いないなぁ… 僕の代わりは いるのだろうね
7
終りって 一人が告げる ものだから もう片方は 引きずり続ける
6
幸せは 時には夢で 妄想で 楽しみ満喫 起きて現実
7
冷蔵庫の 中は世間の 縮図です 期限切れと 不用品の山
5
憂鬱な 心の奥の 桜花 散りゆく様は 去年のままだ
8
時間とは 残酷でいて 優しくて 流れ続ける 冷酷な美
7
どうしても 忘れられない 想い出は 殺人鬼より 残酷ですね
10
子供たちの 思い出深い モノたちが 雨に泣いてる 集積所の隅
10
苦しくも 今年も桜は 咲くだろう 生まれ育った 街を捨てても
8
今という 「時間が続け!」と 思いながら 「時間よ、止まれ!」 コレって矛盾⁉
6
マスクして サングラスして 目を反らし やっと話せる コミュ症哀れ視線が怖い
6
長い冬 積もり積もった 雪は融け 短い付き合い さらば赤本
11
憂鬱な 僕の心を 置き去りに はなはもうすぐ 咲くのだろうな
5
少しだけ 高くなった ひさかたの スカイブルーは 春を告げる
10
人生の 答えはいったい 何ですか? 僕が死ぬとき 解るのですか?
8
君の息が はっきり聞こえる 位置に立って ゆっくり体を 重ねてみたい
4
抱き枕 君の匂いは しないけど 君だと思い 仕方なく抱く
8
思い出が また駆け巡る 頭の中に 響きわたる 耳鳴りのように
4
寝付くまでの 時間が苦しい うわべだけの 言葉でいいから 助けてください
7
酒と眠剤クスリが 心と体を 蝕んでいく 蔓延はびこる癌の 静けさのように
3
コピーした 書類は少し ぼやけてて ああこのように 癌になるのだな
8
あかねさす 君の心は 自然数 僕の心は 孤独な素数
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