Utakata
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ひたすら無常を詠む
普段はここにいます
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ガチ和歌専門です
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東
(
ひむかし
)
の ベランダに出て 眺めれば 朧月夜は まるで絵のよう
3
僕の背に かつて
幾多
(
いくた
)
の 爪痕を
遺
(
のこ
)
した君は 今、誰の
女
(
ひと
)
?
2
雨音は ショパンの調べか ガゼボかな 降りしく雨は 雪とならなむ
2
思う心 今は曇って いるけれど 繋がると知り 僕は安らぐ
1
耐えきれず 思わず開けた 発泡酒 休肝日とは 名ばかりと知る
4
思う心 今は曇って いるならば 明日の空は 晴れるしかない
1
月食が 終わった今日の
十六夜
(
いざよい
)
の 月見る人は そう多く無い
11
閉ざされた 僕の心の 合鍵を
持ってる人に
(
持ってる人は
)
巡り合いたい
(
何処にいるのか
)
4
秋深し 汗の匂いも 和らいで 君の匂いも 忘れそうだ
2
この宵に バルコニーの 影を見て 今日は月夜と 知らしめられる
4
世の中に 神も仏も ありゃしない 弱いヤツらが 作った妄想
1
謝れば
赦
(
ゆる
)
されたって 思うなよ 懺悔したって 罪は消えない
2
手料理に 見向きもせずに カップ麺を 食べたお前を 俺は恨む
1
手料理を 食べてもらえぬ 悲しさは 一人で食べる
手料理
(
くやしさ
)
の味
2
人様に
(
僕は人を
)
危害が無くて
(
殺さなくて
)
良かったよ 睡眠薬で 酩酊暴走
2
憎しみが 心の支えに なりえるな 人間なんて 弱いものだから
1
信頼も 裏切りだって 日常だ どっちもホントの 人の姿
2
キレイごと ばかりをしてる 訳じゃない 血の通った 人間たちは
1
受験って 何のために あるんだろう? 大人の決めた 価値観だろう?
2
秋の日の
人気
(
ひとけ
)
の去った 海を見て 侘しさに今 ただ酔いしれる
2
生きること そんなことは カンタンだ 死にゆくことに 比べたらね
1
冬眠に 備えて
勤
(
いそ
)
しみ
彷徨
(
さまよ
)
える 足長蜂の
縞
(
しま
)
は鮮やか
4
人は皆 何かを殺して 生きている あえて何かに 例えるならば
2
何だかね とっても寂しい 夜がある 涙が自然に こぼれてくるんだ
3
スマホの 汚れた画面を 拭く時は 全て忘れる 失恋さえも
2
夜明け前 東の空に オリオン座 夏の終りを 今告げに来る
12
生きてると 感じることを 恐れるまま 長いこの夜は ただ過ぎてゆく
6
人生を 列車のレールに 例えるよな 乗り遅れたら どうしたらいい?
8
ハイプロン あのデパスより 効くそうな いっぺん僕も 試してみようか
2
今の世も 短歌男子は 誇らしい
千歳
(
ちとせ
)
の歴史を 受け継いでくれ
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