Utakata
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さいおん
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無常を詠みたい
比喩歌好きのガチ和歌専門
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休日に 早起きなんて しなくていい もう会うことも 無いのだからね
1
「おはよう」って 言える人が 減っただけ 「お疲れさん」って 言える人もね
2
投票で
(
選挙には
)
白票を投じる
(
必ず行きます
)
此の日にか
(
そんでもね
)
国の未来を
(
投票すべき
)
憂うときかも
(
ひとはいない
)
2
スキンケアを 始める前の ガサガサな この手を見つめ 君を思い出す
2
浴槽へ
(
なんだかな~
)
お湯を入れる準備が
(
何でも短歌に
)
出来ました
(
聞こえるよ
)
風呂の蛇口を
(
僕の心は
)
開いてください
(
狂ってしまって
)
4
部屋の隅の 埃のような 言葉など 全然要らない 僕を見てくれ
3
君に馳せる 心を僕は 隠せない それでも君は 気付かないだろ?
3
元々は ネタで始めた ダイエット
いつの間にか
(
175センチ
)
本気になった
(
55キロ
)
2
コメダで オーダーしたいの 色々で 詰まるところは いつものコーヒー
2
人の目を 見るのが怖い 君の眼を 見る僕の目は たぶん泳いでる
2
utakataの 仮想社会に 生きる僕 出会いと別れは どこにでもある
5
僕たちが ジャンプしたなら わずかでも 動いているのか? 大きな地球は
3
霊だとか 魂だとか 結局は 人の作った 概念だろう?
2
機種変で 役目を終えた ガラケ-は 引き出しの中で 永眠ア-メン
2
眠れずに ベランダで見る 夜空には 冬のオリオン 秋は深まる
4
十六夜
(
いざよい
)
の 傾く月を 止めてやる! 槍で突こうか 網を張ろうか
3
君を思い くゆらす煙は 雲となり 彼方の空を ひとり眺める
5
心とは 不自由なもの なんですね 君を忘れる ことが出来ない
4
心だけ ならしも更に 体をも 病んで今夜も 溜息ばかり
2
安定剤 酒も煙草も 増すばかり 君に恋して 僕は壊れた
1
早起きで ベランダで見る 朝焼けは 憂鬱な日の 始まりを告げる
6
紫陽花の 色は変わって いくけれど 変わらないのは 僕の思い
2
的を射る 人は心を 見定めて 言葉を選び 多くは射ない
2
ひとしちに
(
此頃
)
はじまるせかいに
(
泡沫
)
こころとか
(
申無物
)
ふぜいをこめて
(
甚多事
)
ひとしでしめる
(
嘆之
)
2
デエビゴ
(
眠剤
)
よ 早く効いてくれ 頼むから 不安な夜を かき消してくれ
3
少しだけ 距離を置こうと 言ったけど 「おはよう」のLINEが ない物足りなさ
5
網戸にて 高らかに鳴く クマゼミは
森の蝉群
(
オーケストラを
)
率いるソリスト
4
「美しさ」と 何が違うの? 「キレイ」とは 僕はようやく それが解った
3
「
厭世
(
えんせい
)
」を 意識し始めた 今の僕
漱石
(
そうせき
)
さんよ あなたのせいです
3
頓服
(
とんぷく
)
の ロラゼパムの 一錠を 飲むか飲まぬか 悩む1時間
3
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