さいおん
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無常を詠みたい
比喩歌好きのガチ和歌専門

吾 亦 暫 暇 可そろそろやすんでいいかな
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スマホから 流れる音楽の わずかな間合いが 僕を恐怖に 陥れる
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一瞬の フラッシュバックが 僕を襲う 逆まばたきの 残像の光
3
うるさい! 生きてる証の その音が 血の流れる音、 僕の寝息
2
四時半の 空に染み入る 暁烏あけがらすの 声聞くときに 朝だと知った
3
ぼくが尽きて しまうことが あったとて こうかいはない あいあればこそ
2
UTAKATAは 死なない 唯一に 魂込める一歌入魂の 人ある限り
3
いまはあまり 出番のない 体育館の 色褪せた緞帳どんちょう 歴史を語る
3
歌の野に 日頃五月雨る 葛の木に 隠さる花を 見まく嬉しも
3
いほつ海 まことともしも ありあけに いささおされぬ あはれあしたは
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鮮やかな 野辺の躑躅の 花盛り 亡き母憎んだ 心侘しき死ぬ間際の母と対立した事を思い出すことはとても辛い
4
眠れずに 遮光カーテン 開けてみた 今朝の4時半 すこし明るい
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五月野の 茂みに咲ける 姫百合の 知らえぬ花は 葛に隠さる
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繕はぬ 数多あまたまう梓弓あづさゆみは 引かれぬままに 忘れ去るかも
2
UTAKATAを こよなく愛す 者ならば 人も己も 愛すものかも
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潮干しほふれば 磯廻るらし 鳴くたづの 満ちときには なぎ渡るかも
3
言乃葉乎ことのはを  参拾壱文字尓みそひともじに 並而茂ならべても  歌戸波不所云うたとはいへぬ 詠与情乎よめよこころを
9
僕は泣いた 終わりじゃないって 教えてくれた 傷が癒えたら きっと戻るよ
4
ぼくがここを さってしまう このときに 詠んでおくれよ ぼくのともだち
2
このしじまに ぼくははじめて ききました こころがおれる ときのおとを
5
かぞくにも いえないぼくの くるしみを いえるこの場所 UTAKATA最高!
3
うたごころの あるひとにぼくは めぐりあえて しあわせだった あかりのやのひと
3
ともがらに 離言わかれのことを 不云随いわぬまま 吾去われはさるかも 此明尓ここのあくるに
2
命って 概念なのです 人間の 価値とか語るは 傲慢そのもの
2
ぼくいがいの すべてのひとに あやまります うまれてきて ごめんなさい
2
ともがらに さようならを いわぬまま ぼくはさります このしゅうあけに
1
ついにぼくは いきるちからを うしないました しんだところで なにもかわらん
2
くだけちる ぼくのこころの ゆくさきは ブラックホールの ようなところ
1
僕の言う 言葉がすべて 正しいと 思わないからそういう意味では みんな間違っているお前も間違っている
2
またしても 酔い酔い酔いて くだらない 歌を詠んでる 自己嫌悪感
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