さいおん
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無常を詠みたい
比喩歌好きのガチ和歌専門

心だけ ならしも更に 体をも 病んで今夜も 溜息ばかり
2
安定剤 酒も煙草も 増すばかり 君に恋して 僕は壊れた
1
早起きで ベランダで見る 朝焼けは 憂鬱な日の 始まりを告げる
6
紫陽花の 色は変わって いくけれど 変わらないのは 僕の思い
2
的を射る 人は心を 見定めて 言葉を選び 多くは射ない
2
ひとしちに( 此頃 ) はじまるせかいに( 泡沫 ) こころとか(申無物) ふぜいをこめて( 甚多事 ) ひとしでしめる( 嘆之 )
2
デエビゴ(眠剤)よ 早く効いてくれ 頼むから 不安な夜を かき消してくれ
2
少しだけ 距離を置こうと 言ったけど 「おはよう」のLINEが ない物足りなさ
4
網戸にて 高らかに鳴く クマゼミは 森の蝉群(オーケストラを) 率いるソリスト
4
「美しさ」と 何が違うの? 「キレイ」とは 僕はようやく それが解った
3
「厭世(えんせい)」を 意識し始めた 今の僕 漱石(そうせき)さんよ あなたのせいです
3
頓服(とんぷく)の ロラゼパムの 一錠を 飲むか飲まぬか 悩む1時間
3
汗と涙を 流しながら 食べている 君の苦手な 辛いカレーを
2
太陽に 背を向けて立つ 向日葵(ひまわり)と 僕とは同じ 性分(しょうぶん)なんだな
4
癒(い)えかけた 僕の心の 傷は開き 吹き出すもので 失血寸前
2
秋を染め 冬に散った 椛場(もみじば)に 緑が映(は)えて 君を思い出す
3
築き上げた 思い出を叩き 割ったとき 破片(かけら)の数で その重さ知る
3
近頃は 選挙の時しか 行かない校庭が やけに狭く 感じられる
4
初夏(はつなつ)の 蒼き朝顔 匂ひぬる この夏深(なつふか)に なほ盛(さか)るかも
6
スマホ買い 出番のなくなった デジカメは 本棚の隅で 埃をかぶる
3
鏡の中の 僕の額を 見て君を 思い出させる 水疱瘡の痕
3
五月雨の 合間(あいま)は君を 思うとき 思いあふれて また涙雨
4
いままでに 何度も君に 告白した(「好きだ」と言った) マスク越しに あの喧騒(けんそう)の中で
3
5分間の 安らぎを求めて 吸いました 君の為に 辞めた煙草を
2
人間嫌い 煩わしすぎて 断捨離したが 友達出来て 嬉しいと思ふ
2
形だけの 三十一文字の 愛の言(こと) それより勝る 一度だけのハグ
5
下の階の 誰かのスマホの 目覚ましが 毎朝10分 鳴り続けている(早く起きろよ)
4
夏終わり 南へ渡った ホトトギスの 声を聞くとき 夏が巡りくる
3
天波録(アメブロ)に 文を見るとは 思ふどち 吾(あれ)が契れば また返り来む
5
一輪の 薔薇を心を 忘れない(ありがとう) 僕の心が 癒える時まで(ぜったいもどってくるから)
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