Utakata
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屁の河童
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ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。
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行く末は雲と一つの沖つ波翼に掛けて帰る
雁
(
かりがね
(
)
)
9
旅の空羨ましくも帰るなり雲居のよそに聞きし
雁
(
かりがね
)
9
梅が香に身を元の身と思ひ寝の夢も昔の春の夜の月
8
独り
寝
(
ぬ
)
る軒端の梅に風過ぎて枕も香る
夜半
(
よは
)
の月影
11
篁
(
たかむら
)
に独り奏づる琴の音と嘯く声は月のみぞ聞く
5
菜畑の向こうに月が霞む宵童女に化けて出でよ仔狐
8
山城の
美豆
(
みづ
)
の入江に影見えて
真菰
(
まこも
)
の若葉あさる春駒
6
梓弓春は山路ぞ急がれぬ花の色々鳥の声々
8
春雨の雫も匂ふ軒の梅は誰が袖触りし形見なるらむ
7
木伝
(
こづた
)
へば
羽風
(
はかぜ
)
に散れる梅が香を声に移して鴬の鳴く
8
雪解けをまつの木の間に見下ろせば霞の底や都なるらむ
6
雪残る比良山風に滋賀の海の霞を分けて立てるささ浪
6
これもまた問はましものを津の国の生田の森の春の曙
4
「お爺ちゃん、歌集は先月出したでしょ」「そんなの嘘だ!あの金どうした」
6
いつしかと氷は溶けて岩注(そそ)く垂水の上に蕨萌え出づ
8
三島江はなほ風冴えて
真菰草
(
まこもぐさ
)
角ぐむ上に泡雪ぞふる
9
誰がもとへ匂ひ
遣
(
や
)
るらむ梅の花荒れにし宿に春を忘れず
11
いづくにか梅は咲くらむ雪混じり吹き来る風のここら匂へる
11
雪解けに松の緑はあらはれて落つる玉水岩叩くなり
7
春浅み柴の庵に風冴えて筧の水やまた氷るらむ
8
氷りゐる沢に下り立ちて
賎女
(
しづのめ
)
の身のために摘む根芹なるらむ
6
青柳の糸吹き乱る春風にいかに縫ふらむ梅の花笠
7
見渡せば民の竈に立つ煙霞に紛ふ春は来にけり
5
あさみとり霞める空を見上ぐれば軒より落つる雪の玉水
7
青柳のいとものどけき春風に軒端の梅は
綻
(
ほころ
)
びにけり
6
コンビニの女の子目が綺麗だがマスク取ったらがっかりだろう
4
「家出してやる」と言ったら母さんは「帰りにお酢とお味噌買ってね」
9
佐保姫のころも春なる難波津に咲くや昔の梅が香ぞする
8
花子さん便秘でトイレ長いから付けられたのがこのあだ名です
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菱餅はアレの形でハマグリはアレでもちろん白酒はアレ
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