屁の河童
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ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。

10代で吉井勇を耽読し人生の道誤りました
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ワカサギは人に釣らるるものなるに人を釣るとは世も末じゃのお
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和歌の浦や浜の真砂は尽くるとも世にワカサギの種は尽きまじ
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ラブホでも出口調査をすればいいもちろん「どこに入れましたか?」と
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尋ね来よ三輪の山本風そよぎひもゆふだちのすぎ立てる門
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風吹けば短き夢のあともなし窓辺にさやぐいささむら竹
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なんでじゃい!勝負師三吉男泣き勝って就けない名人の座に
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忠孝のいづれか重き泣きながら父を諌める小松大臣
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忘らりょか今月今夜十五夜の月も泣いてる熱海海岸
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ひらひらと錦の御旗先立てて行く宮さんは有栖川さん
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秀秋めこの期に及んで躊躇うか焦れた家康鉄炮撃ち込む
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三千の銃声天に轟きて武田騎馬隊長篠に散る
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風を切る六文銭の急襲に命からがら逃げるド狸
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五月雨のふる江の真菰水増せばかりにも人の来ぬぞ苦しき
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勝てば官負ければ賊よもろともに男泣きして退く田原坂
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帰りには待ってる怖い焔魔堂行きは良い良い金毘羅参り
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おっかさんせがれと呼んでおくんなせえ旅烏でもたった一言
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鵜飼舟川底焦がす篝火の上り下りに明くる短夜
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思ひでむ人もやあらむわが袖を花橘の香にし沁めてば
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一声に夢破れしは昔にて老いの寝覚めに聞く郭公
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郭公老いの寝覚めの一声に昔を思ふ袖の五月雨
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鳴く声も老蘇の森の郭公ほととぎす誰と昔のこと語るらむ
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鈴鹿川瀬音高くぞなりぬなるふる五月雨に水嵩みかさ増さりて
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かきこもり日射しも見えでほどふればいとどこの世を卯花腐うのはなくたし
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お爺ちゃん飯はまだかとまた言ってる今いただいてるそれは何なの?
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孫の顔早く見せろといつも言うわたしあなたの孫なんだけど
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五月雨に川の水嵩みかさや増さるらむ白波越ゆる卯の花の垣
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年金が医療費よりも多いから家族は望む延命治療
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おふくろはボケでおやじは寝たきりで介護嫌った嫁は出ていき
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巣に帰るからすを見れば泣けてくるどこをねぐらの一本刀
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