Utakata
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屁の河童
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ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。
https://bbs.kodama.com/bbs/rakurakutei/
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故郷の雪の便りを聞きながら都会の底に埋もれていく
13
晩秋の雨が静かに降りそそぐ貧しい街に灯のともるころ
13
若い時学問サボった酬いかな諭吉さんには見放されてる
9
鰯雲気になるのかな屋根の猫降りてきなさいホンモノあげる
12
角
(
つの
)
先にトンボの止まる鬼瓦睨み続ける夕焼けの雲
11
秋深き隣はオナニする人ぞ奇声を発する癖でわかるよ
4
いなくなればいいと思うがいなくなればそれも大変ボケた姑
8
自白する罪がないのが残念に思えるような断崖の
縁
(
ふち
)
10
ミステリー読む友達に犯人を教えてあげる親切なわたし
6
人間に溶け込むために百均でハロウィングッズ買ってるお化け
9
A
I
で俳句はすでに作れるが短歌はまだだしばしの気休め
7
峰高き霧の絶え間に薄紅葉ほのかに見えて秋は更けゆく
11
散りそむる落ち葉は風に音立てて
独居
(
ひとりゐ
)
寒き夜半の灯火
8
庭の
面
(
おも
)
照り惑はせる月影にいづれを菊と分きて折らまし
7
橋姫の待つ夜は更けて網代木に波音
咽
(
むせ
)
ぶ宇治の川霧
7
振り出づる鈴虫の声弱るなり夜風や寒くなりまさるらむ
5
墓地脇で拾ったタクシー運ちゃんが走行中に消えちゃった怖い!
3
いたんだよそこの柳の木の下に白い衣装で髪振り乱して
6
人身御供?調査やめなよ学者さん生きてこの村出たかったらね
9
ぼくママの子にまたなれてよかったとわたしを見つめて囁く5歳
5
お姉ちゃんまた遊んでねと次女が言う
3
日で死んだ長女の墓前
8
これでもうあなたはわたしだけのものずっと一緒よ蛆が湧いても
5
難民のやせ衰えた映像に女房一言「羨ましいわ」
6
「パパはいつ帰るの?ママ」「百合綺麗でしょ。今年は肥料が良かったからよ」
6
資料庫に放置されてたギロチンに最近使ったらしい血の痕
4
期待して見詰めてたけどトリックと知ってがっかりギロチンマジック
4
戻された伯母を入れてた座敷牢鍵は壊れてまだ残る家
7
あなたもう死んだんですと諭されてうんわかったと柩に戻る
8
テレビでも紹介されて次からはカメラ目線で写る心霊
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痒いとこ掻いてもくれずほんとうに役に立たない背後霊だな
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