Utakata
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屁の河童
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ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。
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暖かき日差しに和む群雀暮るる速さに冬を知るらむ
8
かりに来む鶉の床に秋暮れて霜に枯れゆく深草の里
5
牛飼いに問えば指さす桃李の村今夜の酒はそこに決めよう
8
風
荒
(
すさ
)
ぶ夕べの峰の梢より谷に響きて猿叫ぶ声
6
巌
(
いはほ
)
より雲を見下ろす荒鷲の
羽
(
は
)
に
銀
(
しろがね
)
の夕霜ぞ置く
6
サンタさん私服で仕入に来てるけど隠せないのがおヒゲとお腹
8
垣は
破
(
や
)
れ塀は
崩
(
く
)
えたる屋敷跡の涸れ井の底に積もる柿の葉
10
よごと置く葉分けの露も染めざりし小笹が原の霜の花園
4
木枯らしは腕が立田の宮大工紅葉削ぎ落とす鉋びの
杜
(
もり
)
6
神無月誰に手向けむ紅葉ぞとすげなく払ふ木枯らしの風
8
秋暮れて寒くなるをの浜風に友呼び交はし千鳥鳴くなり
5
霜枯れの道はあらはになりにけり雪積まぬ間に訪ふ人もがな
6
冬とだに時雨れもあへぬ群雲に濡るるは早き老いの袖かな
5
いつの間に冬の来ぬらむひとり寝るわが衣手に霜ぞ置きにける
4
失恋で痩せたあの頃うぶだった今じゃヤケ食いますます太る
6
秋暮るる野辺の草葉に置く霜の光も淡き有明の月
7
うちの犬が人噛んだけど気にせえへん狂犬病は人から感染らん
5
ちゃんとエサ食べててくれよ心配はそれだけなんだ逃げ出した虎
9
暮れてゆく秋の泊まりはいづくぞと紅葉を誘ふ水に問はばや
3
もみぢ葉の時雨とふれば竜田川
水面
(
みのも
)
くまなく色づきにけり
5
小倉山紅葉の錦たち隠す霧のうちにや秋は暮るらむ
4
絶世の美女とデートをする夢を起こした女房につい湧く殺意
7
わたしたちあんな会話はしないねとマックで会話する女子高生
8
わが庵は落ち葉積もりて道もなしいづくを分きて秋の
往
(
い
)
ぬらむ
7
もみぢ葉は道分かぬまで散り積もれさらばや帰る秋も止まると
11
今はとて袖に時雨の降るときぞまつにつれなきよとは知りぬる
7
山川に渡す紅葉の
柵
(
しがらみ
)
は流れも秋もとどめかぬらむ
9
木枯らしに吹き流されし朽ち葉かと見えて漂ふ沖の釣り船
8
計画をシーシェパードに知られたら阻止されたろう入鹿殺害
5
高き枝の柿は鴉の餌となりて実のなき木より落ち葉降りつつ
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