屁の河童
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ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。
本拠https://rara.jp/zappai/
Xノートhttps://note.com/neutilo

ぐずる孫引いて歩いて誘拐に間違えられた俺の面相
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公園でよその子見てたら母親が「変なおっちゃんいてるから帰ろ」
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真夜中に三本足のリカちゃんと呟いてごらんほらもう来てる
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僕の伯母化粧が下手でいつ見ても気の毒だけどオバケショーです
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苔の青が初夏(しょか)の日ざしに照り映えて若葉と競う常寂光寺
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君のそのカツラは言っちゃ悪いけど禿げに毛が生えたようなもんだね
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腕相撲で娘に負けてふて寝する夫を何と慰めましょう
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なぜなんだ!痴漢冤罪晴れたのに女房と娘はまだ疑ってる
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燕(つばくら)が改札口をすり抜けて田んぼの駅に人影はなし
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卯の花の咲けるさかりに見わたせば垣に波超す玉川の里
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白妙の衣や干すと見るままに春を隔つる卯の花の垣
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遊ぶカネない爺(じじい)だが連休明け仕事に急ぐ背に「ざまあみろ」
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郭公(ほととぎす)待ち明かしつるうたた寝の夢かあらぬか暁の声
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どういうこと?!清純そうな彼女から「AVの真似やめて!」と言われた
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ランドセルに手足が生えて歩いてく後ろ姿を送る幸せ
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あいにくと持ってないなあ正論をシラフで吐ける面(つら)の皮など
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そんなにも立派なことを言う人がこんな屋台でなぜ飲んでんの
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容赦ないオバサンたちの品評にますます畏縮する露出狂
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飲めば出る正論だけどレジ前に立った途端にすべて忘れる
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初夏(はつなつ)の風になびけば天人が舞うかと見える白藤の花
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駅裏の屋台に並ぶ背広着た丸い背中にオヤジの悲哀
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藤棚の下に群れ伏す鹿たちを朧(おぼろ)に照らす春日燈籠
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初鰹食いながらのあの一言に女房むくれて酒を注(つ)がない
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恋文を百巻(ももまき)千巻(ちまき)送れども解けて語らふ言の葉もなし/寄粽恋
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靡く日はいつかと上の空ながら腹の底まで見せむこのこひ/寄鯉幟恋
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自分へのご褒美として酒を飲む何かをやったわけじゃないけど
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奈良の鹿せんべいのために頭下げ人はお金のために下げてる
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料理の名いろいろ覚えた二歳児に献立決めてもらう日もあり
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池の面に咲きかかりたる藤の花濃紫にぞ水を染めける
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先生がきっと守ってくれるからいつもいなさいイジメる側に
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