屁の河童
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ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。

振り出づる鈴虫の声弱るなり夜風や寒くなりまさるらむ
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墓地脇で拾ったタクシー運ちゃんが走行中に消えちゃった怖い!
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いたんだよそこの柳の木の下に白い衣装で髪振り乱して
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人身御供?調査やめなよ学者さん生きてこの村出たかったらね
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ぼくママの子にまたなれてよかったとわたしを見つめて囁く5歳
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お姉ちゃんまた遊んでねと次女が言う3日で死んだ長女の墓前
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これでもうあなたはわたしだけのものずっと一緒よ蛆が湧いても
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難民のやせ衰えた映像に女房一言「羨ましいわ」
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「パパはいつ帰るの?ママ」「百合綺麗でしょ。今年は肥料が良かったからよ」
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資料庫に放置されてたギロチンに最近使ったらしい血の痕
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期待して見詰めてたけどトリックと知ってがっかりギロチンマジック
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戻された伯母を入れてた座敷牢鍵は壊れてまだ残る家
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あなたもう死んだんですと諭されてうんわかったと柩に戻る
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テレビでも紹介されて次からはカメラ目線で写る心霊
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痒いとこ掻いてもくれずほんとうに役に立たない背後霊だな
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くしゃみするときにマスクは邪魔だから外しますけど皆さんはどう?
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都にて見れど心は慰まずいかに照るらむ更科の月
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鶉鳴く竹葉山たけのはやまの夕風に涙は露と深草の里
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踏み分けて人訪ひ来やと驚かる積もる落ち葉に風わたる音
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雁わたる都の空は雲晴れて傾く月に衣打つなり
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峰々の色づく秋はくれなゐに水くくるらむ天の川浪
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霧立ちて比良山おろし寒からし堅田に落つるかりがねの声
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早霜に道は閉ぢたる奥山の嵐を分けてわたるかりがね
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むかつくよ低学歴の俺でさえ芸能人の文化人ヅラ
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白河の関越ゆる雁ことづてむ霞とともにたちし都に
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月さゆる都に衣打つ声を千里の外に誰か聞くらむ
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月を見て団子を食ったの昨日ですそれじゃ今夜はいざ酔いましょう
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長き夜の消え残りたるともしびに窓打つ雨の声も小暗をぐら
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振り捨てし世の恋しくぞなりまさる伏見の里の鈴虫の声
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昔思ふ涙は露とふるさとの浅茅が末に宿る月影
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