屁の河童
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ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。
本拠https://rara.jp/zappai/
Xノートhttps://note.com/neutilo

思ひでむ人もやあらむわが袖を花橘の香にし沁めてば
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一声に夢破れしは昔にて老いの寝覚めに聞く郭公
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郭公老いの寝覚めの一声に昔を思ふ袖の五月雨
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鳴く声も老蘇の森の郭公ほととぎす誰と昔のこと語るらむ
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鈴鹿川瀬音高くぞなりぬなるふる五月雨に水嵩みかさ増さりて
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かきこもり日射しも見えでほどふればいとどこの世を卯花腐うのはなくたし
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お爺ちゃん飯はまだかとまた言ってる今いただいてるそれは何なの?
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孫の顔早く見せろといつも言うわたしあなたの孫なんだけど
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五月雨に川の水嵩みかさや増さるらむ白波越ゆる卯の花の垣
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年金が医療費よりも多いから家族は望む延命治療
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おふくろはボケでおやじは寝たきりで介護嫌った嫁は出ていき
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巣に帰るからすを見れば泣けてくるどこをねぐらの一本刀
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利根の月思い出さすな捨てた江戸提げた徳利に涙が落ちる
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薄情なあなたはきっと知らないわ涙で割ったお酒の味を
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見納めの月も泣いてる赤城山降りてどこ行く男忠治よ
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傷ついた女は一人あてもなく夜汽車に乗って北へ旅立つ
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今夜また浮かぶは誰の面影ぞ忘るるために飲む盃に
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いづくより花橘の匂ふらむ昔の袖を思ひ出でよと
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五月闇これもあやなし風吹けば空さへ匂ふ軒の橘
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うたた寝の夢に昔を見つるかな花橘の匂ふ窓辺に
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気張っても短歌が出ない大変だウンコが出ないよりも苦しい
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郭公ほととぎす卯月の花の雪山にいまだふるさぬ声になくなり
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世の憂きに入らむと思ふ深山より泣きても出づる郭公ほととぎすかな
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予報士が来るなら行こうアウトドア降ったらもちろん皆でボコボコ
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弁護士と医者の資格を持ってたらできるねどんな悪いことでも
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時知らぬ高嶺の雪を移してや富士の裾野に咲ける卯の花
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日の光楓若葉に照り映えて木の下陰も闇なかりけり
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夏草よ茂らば茂れかりにだに人は訪ひかど閉づるまで
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風冴ゆる氷室の山の卯の花を夏にも消えぬ雪かとぞ見る
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慰めむ心も知らず更級に世を卯の花の月夜眺めて
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