屁の河童
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ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。

ハロウィンのお菓子欲しさに人間の子供に混じるお化けの子供
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ハロウィンのあまりに巧いコスプレに怯えて逃げるホントのお化け
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「感想文書かせるなよ」と書きたいね思ったままを書いていいなら
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生きてればきっといいことあると言うあなた責任取るつもりある?
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感想文書くため読んだ本なんか中身は何も覚えていない
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行く秋のぬさと手向くるもみぢ葉に白木綿しらゆふ掛けて置ける初霜
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ふるさとの明日香の川の夕時雨濡れてや今日も萩の散るらむ
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丘の上に月を背に立つ裸木の梢に動く物は鴉か
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冬近きけしきの森の下草の色づく上に枯葉落ち積む
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霜置けば幾日いくかもあらじ菊の花折らば折りてむよし惑ふとも
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暁の老いの目覚めは昔にて眠られぬ夜の憂き物思ひ
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何だ!俺死んじゃってるよ知らないで目覚ましちゃったどうすればいい!
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いつしかと虫の音絶えし庭の面に霜置きそむる鐘の暁
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蔦葛つたかづら色づきにけりくる人もなき山里の柴のまがき
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鶉鳴く竹葉山たけのはやまに秋たけて霧深草の里は荒れにけり
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故郷の雪の便りを聞きながら都会の底に埋もれていく
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晩秋の雨が静かに降りそそぐ貧しい街に灯のともるころ
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若い時学問サボった酬いかな諭吉さんには見放されてる
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鰯雲気になるのかな屋根の猫降りてきなさいホンモノあげる
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つの先にトンボの止まる鬼瓦睨み続ける夕焼けの雲
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秋深き隣はオナニする人ぞ奇声を発する癖でわかるよ
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いなくなればいいと思うがいなくなればそれも大変ボケた姑
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自白する罪がないのが残念に思えるような断崖のふち
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ミステリー読む友達に犯人を教えてあげる親切なわたし
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人間に溶け込むために百均でハロウィングッズ買ってるお化け
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AIで俳句はすでに作れるが短歌はまだだしばしの気休め
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峰高き霧の絶え間に薄紅葉ほのかに見えて秋は更けゆく
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散りそむる落ち葉は風に音立てて独居ひとりゐ寒き夜半の灯火
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庭のおも照り惑はせる月影にいづれを菊と分きて折らまし
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橋姫の待つ夜は更けて網代木に波音むせぶ宇治の川霧
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