Utakata
登録
Login
屁の河童
フォロー
56
フォロワー
52
投稿数
1015
ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。
« 最初
‹ 前
…
13
14
15
16
17
18
19
20
21
…
次 ›
最後 »
峰々の色づく秋は
紅
(
くれなゐ
)
に水くくるらむ天の川浪
5
霧立ちて比良山おろし寒からし堅田に落つる
雁
(
かりがね
)
の声
4
早霜に道は閉ぢたる奥山の嵐を分けてわたる
雁
(
かりがね
)
6
むかつくよ低学歴の俺でさえ芸能人の文化人ヅラ
5
白河の関越ゆる雁
言
(
こと
)
づてむ霞とともにたちし都に
6
月さゆる都に衣打つ声を千里の外に誰か聞くらむ
5
月を見て団子を食ったの昨日ですそれじゃ今夜はいざ酔いましょう
11
長き夜の消え残りたる
燭
(
ともしび
)
に窓打つ雨の声も
小暗
(
をぐら
)
し
8
振り捨てし世の恋しくぞなりまさる伏見の里の鈴虫の声
3
昔思ふ涙は露とふるさとの浅茅が末に宿る月影
5
人住まで荒れにし宿を尋ぬれば
浅茅
(
あさぢ
)
に誰を松虫の声
4
月とのみすむ
深山辺
(
みやまべ
)
は栗の実の落つる音にも驚かれつつ
8
月を待つほどのあはれも更科や姨捨山の夕闇の空
3
暁の寝覚めは老いの常なれど待つ間に明けぬ秋の夜ぞ憂き
8
神風や御裳濯川の底までも千歳をかけて澄める月影
5
三笠山あめのしたもるしるしぞとさし出づる月の影のさやけさ
5
いつはあれど秋こそものの悲しけれ草葉に増さる袖の白露
5
池水の底に宿借る月見れば旅寝重ぬる秋ぞ悲しき
6
山の巣に帰る鴉の声絶えて野寺の松に月出でにけり
5
すみ慣れば心慰む夜やあらむ旅の空なる更科の月
8
里の秋の夜半の目覚めのわびしきは
籬
(
まがき
)
に近き
小牡鹿
(
さをしか
)
の声
6
朝露のおきていなばのおとづれもまつにつれなき夕暮れの空
7
風の音も秋ぞと告ぐる
蓬生
(
よもぎふ
)
に露重げなる松虫の声
6
夜もすがら裾野に鳴きし
小牡鹿
(
さをしか
)
の山に分け入る暁の声
6
秋とだに分かぬ
常磐
(
ときは
)
の山人もながめわぶらむ夕暮れの空
3
棚田
守
(
も
)
る
賤
(
しづ
)
もや袖に宿すらむ姨捨山の秋の月影
5
菅原や伏見の里に月冴えて生駒の
岳
(
たけ
)
を渡る
雁
(
かりがね
)
6
あしびきの山の嵐の寒けきにふんどし欲しと松茸の泣く
3
篁
(
たかむら
)
に遊ぶ雀の影長し嵯峨野の奥の秋の夕風
7
あのオバチャン只者じゃないレジ打ちがメチャクチャ速いスーパーウーマン
7
« 最初
‹ 前
…
13
14
15
16
17
18
19
20
21
…
次 ›
最後 »