屁の河童
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ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。
本拠https://rara.jp/zappai/
Xノートhttps://note.com/neutilo

爽やかな朝の散歩でヘルメット拾って見たら中詰まってた
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宝くじ当たったらすぐ来たんだよ遠戚名のる知らない男
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大阪に生まれて不幸やお父ちゃん阪神負けたらボク叱るんや
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あいつらは大阪人とちがうんやで泉州もんやら河内もんやら
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「関西のストリップって凄いんでしょ?」「慣れてしもたらどうちゅうことない」
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聞きつとは誰に告げまし郭公あたら鳴くなりわび人の垣
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誰が里に今夜なくらむ郭公世をうの花の門を問はずて
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夢路には夜毎に帰る都をば覚むれば何か遠ざかるらむ
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ボクうんといいこになるよだからママ兄ちゃんみたいに殺さないでね
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こく前に亭主へ尻を向け直し「臭ったかしらまあ恥ずかしい」
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どうしよう彼に必死に隠してたわたしの加工知られちゃったの
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太りたくなくて彼女はドーナツのリング残して穴だけ食べる
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橘の花散る里の夕暮れを人こそ見えね問ふ郭公
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ねえママはどうして家出しちゃったの?ヨメシュートメて何?おばあちゃん
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神風に夏の日ざしを和らげて瀬音も涼し御裳濯みもすその岸
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谷水を庭にせき入れて山里は夏に訪はれぬ住処なりけり
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山をこそ思ひかけしか谷水の深き緑も夏の色なり
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乙女らが松浦の川の光る瀬に鮎子さばしる夏は来にけり
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郭公待兼山の小夜更けて一声聞けばまたぞ恋しき
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諸人の賀茂のみあれにあふひ草かけてぞ偲ぶ神の御稜威を
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風ふけば軒の菖蒲に散る玉のをやむひまなき五月雨の空
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五月雨の空にふり出でて郭公軒の菖蒲のねをぞなくなる
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玉水は軒に糸引く蜘蛛ささがにの雲に閉ぢたる五月雨の空
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名のみなほ昔長柄の橋柱朽ちや果つらむ五月雨のころ
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五月雨の晴れ間の月を待ち取りてまた色変ふるあぢさゐの花
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アイドルの過去を暴いた元カレの謎の自殺は報道されず
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夜もすがら鳴く水鶏くひなにや合はすらむ軒端を叩く五月雨の声
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夏の夜の明くるは早き天の戸を間なく水鶏くひなの何叩くらむ
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短歌詠み啖呵を切って喧嘩して負けて担架で運ばれたんか?
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わたしはねきっと今ごろセレブ妻あの日こいつに出会わなければ
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