屁の河童
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ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。
本拠https://rara.jp/zappai/
Xノートhttps://note.com/neutilo

牛飼いに問えば指さす桃李の村今夜の酒はそこに決めよう
7
すさぶ夕べの峰の梢より谷に響きて猿叫ぶ声
5
いはほより雲を見下ろす荒鷲のしろがねの夕霜ぞ置く
4
サンタさん私服で仕入に来てるけど隠せないのがおヒゲとお腹
7
垣はれ塀はえたる屋敷跡の涸れ井の底に積もる柿の葉
9
よごと置く葉分けの露も染めざりし小笹が原の霜の花園
3
木枯らしは腕が立つ田の宮大工紅葉削ぎ落とす鉋びかんなもり
4
秋暮れて寒くなるをの浜風に友呼び交はし千鳥鳴くなり
3
霜枯れの道はあらはになりにけり雪積まぬ間に訪ふ人もがな
5
冬とだに時雨れもあへぬ群雲に濡るるは早き老いの袖かな
3
いつの間に冬の来ぬらむひとり寝るわが衣手に霜ぞ置きにける
3
失恋で痩せたあの頃うぶだった今じゃヤケ食いますます太る
5
秋暮るる野辺の草葉に置く霜の光も淡き有明の月
6
うちの犬が人噛んだけど気にせえへん狂犬病は人から感染らん
4
ちゃんとエサ食べててくれよ心配はそれだけなんだ逃げ出した虎
8
暮れてゆく秋の泊まりはいづくぞと紅葉を誘ふ水に問はばや
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もみぢ葉の時雨とふれば竜田川水面みのもくまなく色づきにけり
4
絶世の美女とデートをする夢を起こした女房につい湧く殺意
7
わたしたちあんな会話はしないねとマックで会話する女子高生
8
わが庵は落ち葉積もりて道もなしいづくを分きて秋のぬらむ
6
もみぢ葉は道分かぬまで散り積もれさらばや帰る秋も止まると
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今はとて袖に時雨の降るときぞまつにつれなきよとは知りぬる
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山川に渡す紅葉のしがらみは流れも秋もとどめかぬらむ
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木枯らしに吹き流されし朽ち葉かと見えて漂ふ沖の釣り船
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計画をシーシェパードに知られたら阻止されたろう入鹿殺害
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高き枝の柿は鴉の餌となりて実のなき木より落ち葉降りつつ
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今朝見れば露をば霜に置き換へて籬の菊のうつろへるらむ
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夜もすがら止まぬ時雨と聞きつるは宿に木の葉の降るにぞありける
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大井川錦の波ぞたちにける嵐の山に紅葉散るらし
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川浪に紅葉誘ひて行く秋のしばし猶予いさよふ宇治の網代木あじろぎ
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