屁の河童
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ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。
本拠https://rara.jp/zappai/
Xノートhttps://note.com/neutilo

俺様が振った女が幸せになってるなんて赦せないなあ
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ひさかたの天の河原にを待つと出で立つ裾を波な濡らしそ
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鬼どもはお盆休みに大釜で沸かした風呂で「ゴクラクゴクラク…」
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たまに来る娑婆の暑さに耐えかねて慣れた地獄の釜が恋しい
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祈りつる夏ははつせの山おろしにあはれつきせぬ暁の鐘
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大阪のオバチャンめっちゃええ人や飴ちゃんくれるしすぐに触るし
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ソープ嬢が教えてくれた威張ってる人ほどアレは小さいのよと
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置き急ぐ露を尋ねて初秋の風は袖にぞ先づ吹きにける
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涼しさはまだおとづれぬ日盛りにひとり秋なる荻の上風
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吹き変はる風にて空に知らるるは天の戸よりや秋は来ぬらむ
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須磨の浦松風寂し関守のうち寝るひまに秋や越ゆらむ
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かりにだに来ずや鶉はなかねども夏こそ繁れ深草の里
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夏の日のかたぶをちの森陰に西こそ秋とひぐらしの声
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この数が足らぬと君が言ったから菊の命日「皿だ!」記念日
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谷川で声はすれども正体は小豆のようにはあらはれぬなり
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国産は音もいいやとアズキトギ調子を取れば鼻唄も出る
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飲みすぎた仲間を運ぶ救急車車内でまだ飲む付き添いの猛者
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ドラキュラが猫舌ならば絶対に血を吸われない松岡修造
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葦群の下ゆく水に影見えて蛍飛び交ふ秋近からし
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夏の夜はあかでも掬ぶ山の井の濁ればやがて澄める月影
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むすぶ手も涼しかりけり逢坂の関の清水に宿る月影
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荒れ寺の壁吹き抜くる嵐にも消えぬあかしは鬼火なりけり
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うちの亭主平坦な道歩いてもふらっとよろけておっと危ない
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ほら君の好物だよと間男のペ◯スを妻にプレゼントする
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崖っぷちで躊躇っていた人の背を押してあげたよ一日一善
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助け呼ぶ声聞こえたら躊躇わず即走るんだ逆方向へ
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姑の写真に枠をマジックで描いて合わすお茶目なワ・タ・シ
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隠れんぼ見つけられずに置き去りにされて泣く泣く一人帰った
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夕立のすぎの下風玉散りて涼しくもあるか蝉の羽衣
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なく蝉の涙の露に秋かけてまだき色づく森の下草
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