Utakata
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屁の河童
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ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。
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帰りゆく春の霞の袖引きてしばし
止
(
とど
)
めよ逢坂関
2
譲られて辞退した爺空いた席に突進してる素直になれよ
8
無理に着てボタンが飛んだ試着品そっと戻して何食わぬ顔
7
ぶらぶらと過ごす老後のわびしさよ男だったら立てもう一度
3
信夫山木隠れにのみ行く水の
音
(
ね
)
に立てつべくものを思ふかな
1
苗代に影を映して帰る雁いなばの秋をいかで忘れむ
2
東路に見るだに悲しかきつばた都を遠く隔つと思へば
7
引きて堰く苗代水のいかなれば過ぎゆく春をとどめかぬらむ
6
都思ひあかしの浦の浮き枕波の音にも濡るる袖かな
2
今日もまたまつらの浜に唐船のよるは涙に浮き寝こそすれ
2
恋ひわたる心は
上
(
うは
)
の空ながらふみも通はぬ
鵲
(
かささぎ
)
の橋
4
残る花有りやと入りて
彷徨
(
さまよ
)
へば暮るる山路に鳥の一声
4
どうしても忘れられない人だから今日も送るの迷惑メール
3
散り果てし花の名残の白雲を吹きな払ひそ峰の松風
4
美少女と小鳥は餌をやらなけりゃすぐ死ぬんだと飼ってわかった
4
失恋の涙は頬を伝うのに心に深く沁みるのはなぜ
4
桜咲く下で死んでた西行を埋めたのが梶井基次郎です
3
咲ける間ぞ人も訪ひける山里の風の散らすは桜のみかは
4
山吹の咲ける
籬
(
まがき
)
のぬしや誰いさや白波玉川の岸
4
宿とせし桜も今は散り果ててもの憂げに鳴く深山鴬
8
蛙
(
かはづ
)
鳴く井手の玉川来て見れば散らでうつろふ岸の山吹
5
この里に幾世の春を送りぬと問へど答へぬ井手の山吹
3
七重八重花咲く井手の山吹を都の人もとへとこそ思へ
2
宿とせる青葉隠れの遅桜鳴きて知らせよ深山鴬
3
花散れば青葉の枝に紛れ入りて今は友ある高砂の松
2
雪とのみふりし都に春暮れてまたうらさぶる志賀の花園
2
東路へ春の過ぎゆく
足-跡
(
あと
)
なれや青葉に辿る志賀の山越
2
散り果つる花のゆくへは知らねどもはるかに送れ峰の松風
3
散る花はまた来む春を契れども見つるわれこそ明日も知られね
5
雁がねは常世の国へ帰るなり花のゆくへを知る人ぞなき
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