Utakata
登録
Login
サイトのご案内
屁の河童
フォロー
60
フォロワー
57
投稿数
1056
ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。
« 最初
‹ 前
…
19
20
21
22
23
24
25
26
27
…
次 ›
最後 »
夢路には夜毎に帰る都をば覚むれば何か遠ざかるらむ
4
ボクうんといいこになるよだからママ兄ちゃんみたいに殺さないでね
3
こく前に亭主へ尻を向け直し「臭ったかしらまあ恥ずかしい」
4
どうしよう彼に必死に隠してたわたしの加工知られちゃったの
5
太りたくなくて彼女はドーナツのリング残して穴だけ食べる
10
橘の花散る里の夕暮れを人こそ見えね問ふ郭公
6
ねえママはどうして家出しちゃったの?ヨメシュートメて何?おばあちゃん
8
神風に夏の日ざしを和らげて瀬音も涼し
御裳濯
(
みもすそ
)
の岸
4
谷水を庭にせき入れて山里は夏に訪はれぬ住処なりけり
4
山賤
(
やまがつ
)
の垣根に咲ける卯の花を裁ち縫はぬ
衣
(
きぬ
)
晒すかと見る
3
山をこそ思ひかけしか谷水の深き緑も夏の色なり
4
乙女らが松浦の川の光る瀬に鮎子
走
(
さばし
)
る夏は来にけり
2
郭公待兼山の小夜更けて一声聞けばまたぞ恋しき
3
諸人の賀茂のみあれにあふひ草かけてぞ偲ぶ神の御稜威を
2
風ふけば軒の菖蒲に散る玉のをやむひまなき五月雨の空
5
五月雨の空にふり出でて郭公軒の菖蒲のねをぞなくなる
3
玉水は軒に糸引く
蜘蛛
(
ささがに
)
の雲に閉ぢたる五月雨の空
6
名のみなほ昔長柄の橋柱朽ちや果つらむ五月雨のころ
2
戻された伯母を入れてた座敷牢鍵はないけど他はそのまま
4
五月雨の晴れ間の月を待ち取りてまた色変ふるあぢさゐの花
5
アイドルの過去を暴いた元カレの謎の自殺は報道されず
3
夜もすがら鳴く
水鶏
(
くひな
)
にや合はすらむ軒端を叩く五月雨の声
3
夏の夜の明くるは早き天の戸を間なく
水鶏
(
くひな
)
の何叩くらむ
3
短歌詠み啖呵を切って喧嘩して負けて担架で運ばれたんか?
11
わたしはねきっと今ごろセレブ妻あの日こいつに出会わなければ
7
年毎に散る橘のいかなれば風も昔の香に匂ふらむ
4
五月雨の晴れ間をいつと
松浦舟
(
まつらぶね
)
心つくしにふる日数かな
2
名のみなほ浅香の沼の花かつみかつ
水隠
(
みがく
)
るる五月雨のころ
2
有明を見果てぬ夢の名残にてまだ宵ながら白む夏の夜
8
郭公待ち更かしつるうたた寝の夢かあらぬか夜半の一声
2
« 最初
‹ 前
…
19
20
21
22
23
24
25
26
27
…
次 ›
最後 »