Utakata
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屁の河童
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ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。
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さっきから女房がちらちら俺を見るまた練ってるなハゲネタ川柳
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波
飛沫
(
しぶ
)
く岬の果の潮風に椿落ちつつ昼靜なり
3
寝てる間に切り裂いちゃってゴメンナサイあなたの胸の内知りたくて
3
死亡記事先ず年齢を確かめて年下だったら勝った気がする
4
酒臭い男がすごく嫌いなの飲んだら乗るな乗るなら飲むな
2
坊さんと会えば必ずする会話「もうかりまっか?」「ぼちぼちだんな}
2
陵
(
みささぎ
)
のほとりも人はなかりけり花には早きみ吉野の春
7
姑がインターネット始めたわ
S
N
S
に鍵かけなけりゃ
3
眠ってる亭主の首を絞める真似して憂さ晴らすお茶目なワ・タ・シ
4
どこからか宅配された髪の毛の束の根本に血がべっとりと
2
お隣が出した大きなゴミ袋中で何かが
蠢
(
うごめ
)
いている
4
「あかんがな子供殴るの虐待やで」「ほっといてくれこれよその子や」
2
来む秋をたのむの雁もたちわびて落とす涙や花の上の露
3
帰り路を急ぐ雁がねのどかなる春の心を何厭ふらむ
2
桜花まだき咲くやと心さへ上の空なる峰の白雲
2
花を待つ心は夢に白雲のかかれる峰を訪はぬ夜ぞなき
2
真菰あさる美豆の御牧の春駒の影こそ映れ淀の川浪
2
雁がねは花の都をたち憂しと雲居のよそに泣きつつぞ行く
2
今はとて霞とともにたつ雁の泣きこそわたれ山の端の空
4
春はまた尋ねぞわぶる津の国の生田の森を霞こめたり
4
日付見て小首傾げて頷いて「まだいけるわ」と亭主にだけ盛る
2
援交をしてる娘を叱ったら何思ったか「家でしてやる!」
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こく前に亭主へ尻を向け直し音まで立てて「あら恥ずかしい」
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梅ヶ香になにはのことや思ひ出づる高津の宮に霞む月影
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雨降らば霞の衣かりがねははるけき旅に思ひたつかな
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雁がねはかへりて花を惜しめばや散るをば見じと思ひたつらむ
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鳴きわたる雁の
一列
(
ひとつら
)
雲に入りて釣り船帰る天橋立
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一〇〇年間地下の柩で眠るけど見つけても杭打っちゃだめだよ
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露天風呂即混浴と思い込む
性
(
さが
)
が治らず還暦過ぎた
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つきあった男をみんな剥製にして保存するわたしって変?
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