Utakata
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鈴猫
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お風呂で寝ちゃってたんだと笑うけど人工呼吸はキスじゃないのよ
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「ごめんね」と下げた頭の
旋毛
(
つむじ
)
から湧いてしまった泣きたい気持ち
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夏の陽にゆるゆる溶けていくのなら君が舐め取るアイスがよかった
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大好きな君の名前をこの夏の季語にするにはどうしたらいい?
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朝方に避けた行き倒れの蝉が粉々になりそうな夕方
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突き抜ける空の青さと蝉の声 あの日と同じ朝が始まる
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瞳から光が消える瞬間の冷たい情熱分けてください
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少しだけ肉感が去るほっぺたに君が大人になる夏を見た
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文字にして教えてほしい 例えば君の唇の柔らかさとか
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柔らかな言葉で核心をつきたい 本当は誰を振り向かせたい?
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重曹と酢では太刀打ちできません 心は排水口ではないので
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お日様に当てて干したら暖かくふっくらしたらいいな心も
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好きだったあの笑い方思い出す 君もあの子と同じ顔だね
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心のざらつきが取れないまま、ただネットの海で泳ぎ疲れて
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もう二度と帰らぬ夏を思い出し有り得たはずの夏を夢見る
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しとしとと何処にも行けぬ鈍色の文月がほらもうすぐ明ける
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花火の色は炎色反応だと教えてくれた君が好きでした
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「他の人誘ってますか」 文字だけの予防線さえ青く痛くて
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私にはどうすることもできなくて泣きじゃくる君はゲリラ豪雨
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なんとなくフォトジェニックになりたくて染めた髪がただ傷んでゆく
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首筋をぬるりと伝う汗だけが私の生を示しています
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息を止めてプールの底から見上げた空のきらめきに似ていますね
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「叫んでる、心はずっと」「そうですか……記録にないのでなかったことに」
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私の優しさを君の快楽のために使わないでよ……無理か
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朝なんか新しくないことくらい知っているこの気怠い背中
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「この電車は特急、希望に満ちた未来行きです」……嘘ばっかりだ
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ぱちぱちとメロンソーダの泡の奥キラリと光る君の薬指
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この空も雲も気温も鈍いので夏色ペンキで塗り替えますね
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艶めいて深く紅さすりんご飴 きっと宇宙が秘められている
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カフェオレがどうにも温く甘いので涙を少し混ぜておきました
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