Utakata
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鈴猫
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見ないフリだけが上手くなっていた 流れ星にも救えない貴方
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体育館裏で待つのはベタかなぁ、今日で終わらせたいのだけれど
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「好きだよ」が反響して跳ね返って僕の右耳を貫くだけ
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サンダルに見え隠れする小指から夏を教わる淡い水色
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もう行けぬブラウン管の向こう側 私のために扉開けてよ
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同様に確からしくなくていい「好きです」が欲しい君が全てだ
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触れたら溶けて消えそうな君は誰?画面の向こう、知らない答え
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言葉にはしなくていいよ、この手から伝わってるよ、「君が嫌いだ」
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ガタゴトと歌う電車が駆け抜けて 何処にも行けぬ私を照らす
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この恋がシャボン玉ならよかったね 軽く弾けていなくなってよ
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コンビニのアイスと音だけの海で私の夏を救ってください
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アイスティーに浮かべた薄いレモンをそっと潰してお茶を濁した
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僕らには甘い言葉もいらないよ、笛だけでほら連れていけるよ
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蝉時雨も突き刺すような夏の日が唸りを上げて立ち尽くしている
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「人の言う」ことを「信じる」 あぁそうか 君は人ではなかったのかな
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どろどろと溶けるのならばとろとろと溶けたい 君は分からないかもね
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見渡せばどの星にも名は付いていて 君という星は何処にもいない
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「馬鹿だね」と笑う貴方につられてた コーヒーよりも苦かったのに
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夕日が私を抱えて飲み込んで濃い藍色の夜が始まる
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表面をなぞって分かった気になって音も立てずに芯から朽ちる
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「ごめんね」が夕方の風に溶けていく 涙まで連れていかないで
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「好きです」はノイズ混じりで届かない 「悪くないよ」に殴られるだけ
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この曲もあのお菓子もその映画も全部君を思い出す罠だ
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日曜日 涼しい部屋の昼下がり うとうとしてる私は子猫
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かき氷に差し込む匙を持つ手が緊張していた君を想う
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「好き」だけじゃ三十一文字は長すぎてあれこれ色を重ねてしまう
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今日からの君が織り成す物語 積ん読のまま死んでゆくのね
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泣かないで?少し塩分過多なので飲み干しちゃうと怒られるんだ
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振り返り また前を向き 思い出す ずっと生きてて私のここに
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覚えてる?忘れたのならそれでいい、今日で捨てるわ 君も本音も
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