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感覚・空想・生活

このように撮られ方など考えていまだ魔境を越えられぬまま
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「清掃のバイト」と聞いて始めたらもう八年も続いた世相
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そのしるべは教えてくれるこの道に時代をつたう糸のあること
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月輪を背負い古塔は宵闇にヨハネのごとく指をさしだす
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幾たびも張り替えたけど西側のゆがんだ顔はまだ滲み出る
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強すぎるGainをすこし割り引いてたしかめている歪みのありか
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このガワでうまい芋煮の味がしてこっちに来てから夕食はコレ
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10分であなたの価値を羅列して明日を生きて良いか決めます
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この頃は毎年浜に揚がるので異変の多い世間になった
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数ミリの隙間だらけのひとなので揺れにはつよい だけど、それだけ
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南洋よりかえらぬひとはこの森で稲穂の海を夢にうつした
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唯一のおのれを照らす脚光を浴びてあまたの虚像をつくる
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n機目のライフがあるか知らぬまま無謀に今日を進めた結果
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生活にその千円を積み上げる意味をときどき考えて夜
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ドアノブに触れる前からきみはもう框を降りて待っていたけど
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使い切ることを忘れて高圧は洗面台に集積されて
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もう一度魚雷と添い寝できたなら珊瑚の海をあいつと泳ぐ
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白黒の牙をあなたに剥き出して打楽器だよと言い張るならば
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この胸にふたたび灯るほのをのみ抱いて深まる靄に踏み出し
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レッテルをくれよそしたらもうすこし楽にすごせる気がしてるんだ
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瀝青があたらしいので雨の日は街がひときわ夜にまぶしい
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お勝手が集積された路地裏でしか話せないことばがあった
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さかずきを合わせることもないままに4年過ごした学舎はしずか
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Is that "mansion"? と目を剥いて訊く、うんまあおれも違うと思う
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この場所が巨頭オだったぼくたちは肥大し過ぎた頭を撫ぜた
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なんらかを去るときいつも祝われていたかったので卒業とよぶ
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如月の駅の8番出口ならムーンサイドはきっと目の前
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いつまでも違うふたりであり続け比翼連理のゆく果てを知る
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おれとしてはあのたいへんな生命力に敬意を表し「地下じげ」と読みたい
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ひさびさに物理で読んでずいぶんと目が遠くにいった秋の日
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