Utakata
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感覚・空想・生活
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少年の朗徹去りし五線譜は降りて感傷過多のヘ音に
3
旅先の朝に
谺
(
こだま
)
す選挙カーうるせー知らねーFINALFANT ASY
1
皮肉屋の掃除夫ひとり清水の奈落の底でシミを数える
4
なまりなき鶯谷の夜歩きは生者と死者の
閨
(
ねや
)
が隣す
2
生
(
なま
)
成りの詠み手となりてはや
四月
(
よつき
)
歌の悪魔に絆されている
6
新嘗も
Samhain
(
サウィン
)
も我ら手の内とカボチャ頭の魔とほくそ笑む
1
いたつきの床よりながむ往来はほがらほがらでさびし疎まし
1
真玉手の触れ合う先が帯びる熱に浮かされながら映画を観たい
1
半月がけぶれて落ちる朝凪はむやみに泣けて帰れなくなる
6
札数も強さも要らぬ配られたカードできみを斬りつけてやる
4
海原のEtoEを翔ぶ鳥の淋しさを抱く
安宿
(
あすか
)
はいずこ
2
百億のtreatだけが欲しいので百鬼夜行のしんがりに付く
3
爿2つ寄り合う様が好きなので川渕さんよ川淵になれ
4
(
ぬ
)
け落ちたあるいは
██
(
け
)
した
音節がすずろな舌に屯している
7
溶け落ちた記憶の縁に夏色の複合体が吊されている
3
酒呑みの宿痾をいだく我が脚よ待てすこし待て今ぞ
闌
(
たけなわ
)
4
磊磈
(
らいかい
)
をゲゼルシャフトに嵌め殺す午前八時の丸の内ビル
7
だれかれも所狭しと緘黙し持ち寄りたるはさびしさばかり
5
かくりよはタルトタタンの蜜色とカヤツリソウの囁きのおく
2
半裂きが月をぬたりと
睨
(
ね
)
めまわし天より下は無碍の澱みに
2
こんちわと暖簾を払う雰囲気で上がり框を超える理不尽
5
魂極る世界の
主
(
su
)
に成れたとて君の
こころ
(
root
)
はシステムのそと
4
恒河沙の未知が匿う星ぼしを浚えさらえよ蟻の学徒よ
2
「ここではない、何処か」を重ねるごとにほら、針の筵も広がっている
6
バイバイに笑みを満たしたおさなごは別れの仕方こころえている
10
薄ら
氷
(
ひ
)
の誓いは破れ
絶対零度
(
サブゼロ
)
の不信は僕を磔にする
4
来し方も行く末もはや酔い果てて彼我は美禄にくずおれてゆく
8
自惚れと自己撞着の焦げ付きに代えの効かない夢を見ている
7
風わたり
嘯
(
うそぶ
)
く虎の箋注に [Well-definedは求めていない]
2
青年のダスゲマイネは屈折し正義の手先や悪の味方に
5
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