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感覚・空想・生活

思い出を二束ばかし汚されてまたひとつひと嫌いになる日
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男壬にん男辰しんせる男良むすめのまろき丹田が纏う腹帯はるびはISSEY MIYAKE
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他者という地獄の中にわれら餓鬼ひとりひとりが吠たえつ捩れつ
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十九万六千八百八十三次元の月影に怪物あり
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熾炭おきずみのほろと欠けひとつほろと欠け氷雨の宿に暗がりを食む
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舌先のこごり忘れた柿渋に午睡の翳はなめされてゆく
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無限小に押し潰されし言葉らは空想外へ と 溶  け 出  し   て   ゆく
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問い掛けに隊伍の解は参集しマンデルブロの海岸を征く
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蟋蟀こおろぎは死にぎわさえも冷ややかでユーモレスクを弾き去りてゆく
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ひとりでに音立ち上がることば有り「関西電気保安協会」
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忘失のむこうがわから呼ばわりて「私は……et in Arcadia egoいますアルカディアにも
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凡詠も万重なれば非凡にてその鵬程は祈りにも似る
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ひとうたにひとつ世界があるも今ことなる うたに侵されてあり
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文字列は既に詩人を捨て置いて可読外へと
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歌詠みの私性を殺すこころみにGitHubギブハブ型の言捨いいすては如何
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幾何いくばくの微小な嘘を初期値とし回る回るよ宇宙は回る
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幾何の   微 嘘な小 を   初期値   と   し 宙は回 宇 る よる回
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額皿をヴァイナル盤に持ち替えてDJ KIKUはフロアを沸かす
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後朝きぬぎぬのツァーリ・ボンバにくちづけて相互確証破壊のしるしを
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うたかたよ大言海おほことつみ玉響たまゆらよ聲なきなみだ摘みとりて ゆけ
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ひとりのサッシにひとつ熊毛虫もこもこもこと生き急ぎたる
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世継榾よつぎほだほのかに揺れて『████』なる暦は見えぬ落とし子を待つ
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わたつみのいろこの宮に降りそむるときは色かほる有機物デトリタスたち
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おほぬさも神籬ひもろぎも疾く焼け落ちてただ酔ひきたる神奈備のイドCannabinoid
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教養でひとを殴っちゃいけません未知もときどき毒になるから
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やしおりの稜威いつし言葉の行く先は酔生夢死のランダムウォーク
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少年に道を説くのは嫌いだけど 大人は長いほんとうに長い
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闇龗くらおかみやどれる沢のもみぢ葉は十束剣とつかつるぎの血しずくと見ゆ
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うまさけの→三輪ばかりではうら寂し テロワールこそ八百千万やおちよろず
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うたくずを拾えるときは胸郭の内||オア外が雨降りのとき
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