Utakata
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感覚・空想・生活
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戯れうたも百繰り経てはかたち得て調べの隙に悪魔潜むる
2
この世とて所詮デプロイ七
人日
(
にんじつ
)
アップデートの願う甲斐無し
2
弓手とも馬手ともつかぬ
鈍腕
(
なまうで
)
が
不動明王
(
アチャラナータ
)
に帰依をためらう
0
夏夏夏、秋、夏、秋の色調差、哭ぶコオロギ、熱帯夜、風
4
もの憂さと潮解性のまどろみと久遠の青にはこばれてゆく
4
いじましき会話の無為が尽くされる4000円の呑み会に出る
4
子午線がよじれた浜の
細螺
(
しただみ
)
は聴きに往くのよ其の音を今日
4
台所
(
だいどこ
)
に
枸櫞
(
くえん
)
の精をまとわせて 所帯の澱はさわやかに散る
4
袈裟がけに意味の臓腑を詠み捨てて 京の河原に
首
(
こうべ
)
供える
4
ひさかたの
infra red
(
赤外光を
)
透かし見て可視光域の傲慢を知る
4
そろそろと降りつむ黴に傘閉じて 優しき病膏肓に入る
4
嘘らしく漂白されたひとごとに月夜が灯り纏うしがらみ
3
いま星が終わる音したてのひらに錆釘五本突き立てて待つ
3
にじ色の蒸気の波を廃園に 褪せた
vinyl
(
ビニル
)
はしめやかに鳴く
3
踏み台に乗せた意識に吹き寄せる 西尾維新を読み過ぎた夏
2
㌦㌶㌢
オジモ ノオ
メ
㍑
ス
㌘㌦㍗
ニヤ ミ
5
文字躍る耐へくる千世の怨娶り捨つる葎に宿る永久見つ
3
うわごとと
妙
(
たへ
)
の滲んだ境界にタングステンの切っ先を置く
1
教えてよ、炭素の針の頂で踊る天使のバリオンと色
2
焦熱の
∫
(
インテグラル
)
は増長し 記憶の夏は解体される
3
文字列は手練手管の往来に七七狩りの足音を聴く
5
理屈屋は最後列に置いていく 波打ち際に素数は跳ねる
3
何者にも規定されない時間こそ、第一等の輝きを得る
3
浦々を掠め盛夏の洋上にヒバリ巨きな疑問符を置く
2
四つ辻に埋めたことばを掘り起こし灰紫の海に溺れる
2
さいはて
(
∞
)
と
僕
(
i
)
のあいだに横たわるリーマン球を弄ぶ君
1
「おはよう」から「おやすみ」までを凝視してサイコロを振る天気輪の猫
1
マルボロを灯す傍から吹き消して 野分の気配
東
(
あずま
)
より来る
5
仄暗きノイズの溶けた海響に52
Hz
(
ヘルツ
)
のメーデーを聴く
4
豆
(
ダル
)
カリーに 合い挽き肉と鰹出汁 破戒の味を愉しんでゐる
5
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