Utakata
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感覚・空想・生活
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男壬
(
にん
)
男辰
(
しん
)
せる
男良
(
むすめ
)
のまろき丹田が纏う
腹帯
(
はるび
)
はISSEY MIYAKE
7
他者という地獄の中にわれら餓鬼ひとりひとりが吠たえつ捩れつ
2
十九万六千八百八十三次元の月影に怪物あり
6
熾炭
(
おきずみ
)
のほろと欠けひとつほろと欠け氷雨の宿に暗がりを食む
4
舌先の
凝
(
こご
)
り忘れた柿渋に午睡の翳はなめされてゆく
4
無限小に押し潰されし言葉らは
(
空想
外へ
と 溶 け 出 し て ゆく
)
6
問い掛けに隊伍の解は参集しマンデルブロの海岸を征く
2
蟋蟀
(
こおろぎ
)
は死にぎわさえも冷ややかでユーモレスクを弾き去りてゆく
7
ひとりでに音立ち上がることば有り「関西電気保安協会」
3
忘失のむこうがわから呼ばわりて「私は……
et in Arcadia ego
(
いますアルカディアにも
)
」
5
凡詠も万重なれば非凡にてその鵬程は祈りにも似る
2
ひとうたにひとつ世界があるも今ことなる
(
うた
)
に侵されてあり
5
文字列は既に詩人を捨て置いて可読外へと
飛
(
び
(
去
(
り
(
て
(
ゆ
(
き
)
)
)
)
)
)
6
歌詠みの私性を殺すこころみに
GitHub
(
ギブハブ
)
型の
言捨
(
いいすて
)
は如何
3
幾何
(
いくばく
)
の微小な嘘を初期値とし回る回るよ宇宙は回る
1
幾何の
微
嘘な小
を
初期値
と
し
宙は回
宇 る
よる回
23
額皿をヴァイナル盤に持ち替えてDJ KIKUはフロアを沸かす
3
後朝
(
きぬぎぬ
)
のツァーリ・ボンバにくちづけて相互確証破壊のしるしを
4
うたかたよ
大言海
(
おほことつみ
)
の
玉響
(
たまゆら
)
よ聲なきなみだ摘みとりて ゆけ
3
ひとり
家
(
が
)
のサッシにひとつ熊毛虫もこもこもこと生き急ぎたる
3
世継榾
(
よつぎほだ
)
ほのかに揺れて『████』なる暦は見えぬ落とし子を待つ
2
わたつみのいろこの宮に降りそむるときは色かほる
有機物
(
デトリタス
)
たち
3
おほぬさも
神籬
(
ひもろぎ
)
も疾く焼け落ちてただ酔ひきたる
神奈備のイド
(
Cannabinoid
)
1
教養でひとを殴っちゃいけません未知もときどき毒になるから
1
やしおりの
稜威
(
いつ
)
し言葉の行く先は酔生夢死のランダムウォーク
1
少年に道を説くのは嫌いだけど 大人は長いほんとうに長い
2
闇龗
(
くらおかみ
)
やどれる沢のもみぢ葉は
十束剣
(
とつかつるぎ
)
の血しずくと見ゆ
2
うまさけの→三輪ばかりではうら寂し テロワールこそ
八百千万
(
やおちよろず
)
に
1
うたくずを拾えるときは胸郭の内
||
(
オア
)
外が雨降りのとき
3
手蔓藻蔓
(
テヅルモヅル
)
のゆびさきは
嬰児籠
(
えじこ
)
の
藺
(
い
)
やさしさ帯びて
黙
(
もだ
)
にたゆたう
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