ef ⍨
148
114
投稿数
1333

感覚・空想・生活

かりがねになにかが垂れて广やねになりやまいを得るまですこしずつ垂れ
7
もう1g軽やかに文字を編めたなら編めたならもうそれだけでよい
1
内部より怒れる風を吹かせおり行き場はなくてより内部より
1
友が子が親が己が日々なにに浸されているか考えたほうがよく
2
キューバ危機並みの奇跡を我々はいま期待しなければならず
1
もう一度逢えたらと雪の降る町にひっそり笑う君をみつける
0
「君と居るから終わりなんて来てないよ」終末時計は真夜中と一分
0
テストを解く元大学生たちは帰巣本能に満たされている
1
この場所に生まれた意味を問い直せ蔑ろにしたぼくらのhoodフッド
0
莫逆ばくげきともがらら曠野に立ちて両掌を広げる泣けとごとくに
1
戦争のやうに貴方はご機嫌ねどこかがどこかに勝っただけでさ
3
一冊のまぶしいうたを読み終えて今朝のひとみは少しだけ濃い
9
身を曠野こうやに置きかつてつないでいたものをひとつずつ拾いあつめる
1
主観も統計も互いに対して同程度に無意味で有意味で
1
わづかずつ快復する中で感覚せぬものが繋がれてゆく
3
かなしくも像と言葉はれにる統合は既にうしな
10
福音が絶える曠野の向こうにも新たなまちが拓かれている
0
東方に逸る奇想をバラすには223 八百万bitごときでは足りず
3
絶対的な無意味さに対立する複製子とエクリチュール
2
あまりにも定式的に告げられる頭蓋窩に咲くひとつの腫瘤
0
ブレイクコアとMRIの相似をなんらかの影が知らせる
2
生きていると隣にコトリと唐突な死が置かれることもある朝
4
いざりがに熱かひなやむ青田面あおたのも/雪面に斬首されたる紅椿
0
僕等みな褪せた大気のダイバーで漏れた頭蓋を締め付けている
2
「ひとにはヒトの」と謂うので肝臓水解物も同じではないか
1
犬を飼うきみと犬を喰う国から来たおれ、エコシステムの断絶
2
銀幕と網膜のあわいに横たわる数億光年の暗闇
2
年確に暫時ためらう程度には染み付いているインターネット
1
おのれより死近きもので満たされる朝の整形外科の待合
7
ループラインが半時止まる、社会の歯車が砂を噛んだので
1