Utakata
登録
Login
ef ⍨
フォロー
149
フォロワー
112
投稿数
1293
感覚・空想・生活
« 最初
‹ 前
…
30
31
32
33
34
35
36
37
38
…
次 ›
最後 »
戦争のやうに貴方はご機嫌ねどこかがどこかに勝っただけでさ
3
一冊のまぶしいうたを読み終えて今朝のひとみは少しだけ濃い
9
身を
曠野
(
こうや
)
に置きかつてつないでいたものをひとつずつ拾いあつめる
1
主観も統計も互いに対して同程度に無意味で有意味で
1
わづかずつ快復する中で感覚せぬものが繋がれてゆく
3
愛
(
かな
)
しくも像と言葉は
離
(
か
)
れ
離
(
が
)
れに
或
(
あ
)
る統合は既に
喪
(
うしな
)
ふ
10
福音が絶える曠野の向こうにも新たなまちが拓かれている
0
東方に逸る奇想を
殺
(
バラ
)
すには
2
(
23
)
(
八百万
)
bitごときでは足りず
3
絶対的な無意味さに対立する複製子とエクリチュール
2
あまりにも定式的に告げられる頭蓋窩に咲くひとつの腫瘤
0
ブレイクコアと
M
R
I
の相似をなんらかの影が知らせる
2
生きていると隣にコトリと唐突な死が置かれることもある朝
4
いざりがに熱かひなやむ
青田面
(
あおたのも
)
/雪面に斬首されたる紅椿
0
僕等みな褪せた大気のダイバーで漏れた頭蓋を締め付けている
2
「ひとにはヒトの」と謂うので肝臓水解物も同じではないか
1
犬を飼うきみと犬を喰う国から来たおれ、エコシステムの断絶
2
銀幕と網膜のあわいに横たわる数億光年の暗闇
2
年確に暫時ためらう程度には染み付いているインターネット
1
おのれより死近きもので満たされる朝の整形外科の待合
7
ループラインが半時止まる、社会の歯車が砂を噛んだので
1
古今千年の歌集に焚きしめられたフェネチルアミンの薫
2
現し身の安息角を見失い辺縁系より零れることば
1
おまえの血が赤い限り過ぎゆくもの全て透明にはならない
3
泡立たない石鹸のような感性を画面にぬりひろげる親指
3
跫
(
あしおと
)
も絶叫も凡て溶かしこむ大深度地下のReverb
0
使い方も解らぬまま煙る水平線にかざす六分儀
2
箸袋たたむ娘に一抹のアーキタイプが刻まれている
2
空の安酒を置き去りにする1Kの荒廃は雄弁に無言
0
死ぬよりも生き損ねることのおそろしさに気付いてとうに成人
2
接続された世界がスクリーン越しに再演する
20
世紀
1
« 最初
‹ 前
…
30
31
32
33
34
35
36
37
38
…
次 ›
最後 »