Utakata
登録
Login
ef ⍨
フォロー
148
フォロワー
112
投稿数
1315
感覚・空想・生活
« 最初
‹ 前
…
30
31
32
33
34
35
36
37
38
…
次 ›
最後 »
ベクトルが私を指して星辰は距離を不偏に回り続ける
2
さて、あとはこの一片を収めます終わりの音を聴いて下さい
3
難題を行きては帰るジグソーの解いて解かれて解かれて解いて
1
粉々からはじめてあとは一ピース埋まらぬだけの窓際にいる
2
誰からも解かれぬままにひとくさり困惑のみが佇んでいる
1
便箋をあなたのために閉じましょうたどたどしくも生きているので
5
いちめんのボーダー柄の床のうえ針を投げては円を求める
1
来ぬひとを待つここちして
石版
(
モノリス
)
と上下左右を無意味に睨む
3
わづか数ヶ月このいつメンが永遠とあると信じた木曜の午後
1
電殻の武器を爪弾く銀色の
腕
(
かひな
)
のなかに貴方は住まう
2
どこからが
部品
(
パーツ
)
が編んでどこからが
細胞
(
セル
)
が編むのかわからなくなり
3
クロームと真鍮がよむ01を57577にする作業
2
厂
(
かりがね
)
になにかが垂れて
广
(
やね
)
になり
疒
(
やまい
)
を得るまですこしずつ垂れ
7
もう1g軽やかに文字を編めたなら編めたならもうそれだけでよい
1
内部より怒れる風を吹かせおり行き場はなくてより内部より
1
友が子が親が己が日々なにに浸されているか考えたほうがよく
2
キューバ危機並みの奇跡を我々はいま期待しなければならず
1
もう一度逢えたらと雪の降る町にひっそり笑う君をみつける
0
「君と居るから終わりなんて来てないよ」終末時計は真夜中と一分
0
テストを解く元大学生たちは帰巣本能に満たされている
1
この場所に生まれた意味を問い直せ蔑ろにしたぼくらの
hood
(
フッド
)
0
莫逆
(
ばくげき
)
の
輩
(
ともがら
)
ら曠野に立ちて両掌を広げる泣けとごとくに
1
戦争のやうに貴方はご機嫌ねどこかがどこかに勝っただけでさ
3
一冊のまぶしいうたを読み終えて今朝のひとみは少しだけ濃い
9
身を
曠野
(
こうや
)
に置きかつてつないでいたものをひとつずつ拾いあつめる
1
主観も統計も互いに対して同程度に無意味で有意味で
1
わづかずつ快復する中で感覚せぬものが繋がれてゆく
3
愛
(
かな
)
しくも像と言葉は
離
(
か
)
れ
離
(
が
)
れに
或
(
あ
)
る統合は既に
喪
(
うしな
)
ふ
10
福音が絶える曠野の向こうにも新たなまちが拓かれている
0
東方に逸る奇想を
殺
(
バラ
)
すには
2
(
23
)
(
八百万
)
bitごときでは足りず
3
« 最初
‹ 前
…
30
31
32
33
34
35
36
37
38
…
次 ›
最後 »