Utakata
登録
Login
ef ⍨
フォロー
149
フォロワー
112
投稿数
1292
感覚・空想・生活
« 最初
‹ 前
…
33
34
35
36
37
38
39
40
41
…
次 ›
最後 »
身心をふかく湯殿に焼きいれて
麻留田
(
マルテンサイト
)
の剛直を得る
1
鬧熱
(
どうねつ
)
をひとつまたいだ暗がりに三毛と二人で
煙草
(
きゃめる
)
をふかす
2
曉にうたよみ果つるあだし野は無明長夜の
隧道
(
とんねる
)
のさき
2
咳ひとつでひとを殺せるこの春に
中南海
(
Zhōngnánhǎi
)
のけぶりは重い
2
納まらず納められずも納めよとなお納まらず寒風は吹く
4
17.5
秒の
黙
(
もだ
)
に怯え果て背を向けた陽はあまりにも黒
1
病める夜に冷えピタ二枚熟れ過ぎた香りの
噎
(
む
)
せる無花果のごと
2
感情に轢かれた猿の臓物が五線譜上にまろびでており
4
飲み会の二時間後にはやってくる、ほらやってくるそうクソデカい無が、
1
《霜月は非線形也》託宣が機械仕掛けの神より降りる
3
台所
(
だいどこ
)
の積もる皿には触れもせで比較優位の意味を説く君
5
今日はもう脳が炎上してるので道理は全てネグレクトです
3
発火点を一、否四・五度超えつつも
猶
(
なお
)
あきらめで抑えこむ日々
1
わけもなく距離を取りたいときがある 空白の日をひとりで嘗める
(
)
(
)
(
)
5
テンソルの深き森より立ち出づる
普見者
(
アルゴス
)
の眼と
D
(
デジタル
)
. レーニン
1
実軸と虚軸の条里しろしめす
e
(
iπ
)
=
-1
(
聖なる式
)
を乙女はひらく
6
どうかまだ眠っていてくれよと願うわたしの中の
涅
(
くり
)
いろの希死
3
雨降りのにおいが君を連れてくる別れるまえの重い気配と
1
好きだったひとの匂いを思い出す感性ばかりちびてゆく夜
8
玉蜀黍
(
とうきび
)
は
卵
(
かひご
)
の芯を染め上げて朝餉の卓に陽だまりの咲く
5
一掬のなみだと嘘を積み果ててあしたには来るほんとうの鬼
2
ことのはの嵐に倦みて偲ばるるいつでも青くたひらかな凪
1
感情を犯されがちな僕たちにまだ早すぎたインターネット
3
いつの世もやる方のない牡たちは「しょうがないにゃあ
(
……
)
いいよ」をさがす
2
感情の延焼はなお人を灼きはるか燎原
WWW.
(
ワールドスリー
)
3
「経済は覚醒剤で動いてる?」「この国ではまあ部分的にそう」
3
人生の縮図は長き休暇にて為すに短く為さぬに永い
11
雨降りとオセロを指して暮れてゆく、Happy new eraにはまだ早い
1
大陸のどこかのまちの工場で異国の紙にゼロを書くきみ
3
「
星五つ
(
★★★★★
)
下さいますか」の「五」の上で
"0"
の手書きが主張している
1
« 最初
‹ 前
…
33
34
35
36
37
38
39
40
41
…
次 ›
最後 »