Utakata
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感覚・空想・生活
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頬を撫ぜ溶けゆく雪のつめたさにきみは無言の讃美歌を聴く
4
ふたとせに対角化さるる我が生は何処にも行かず何処にも行けず
1
もう嘘でいいよと君は泣きながら夢より薄い紫菀を手折る
3
クソデカい
魚卵
(
икра
)
ひとつが空に浮きタイムラインに複製される
1
其奴らに意志などはなく核酸に
教義
(
ドグマ
)
ひとつが刻まれている
2
隔離措置無き白鳥のみちゆきと鶏飼いたちを殺しゆく疫
0
我等みな誰かの
我
(
エゴ
)
で生みだされ誰かに
我
(
エゴ
)
を託し去りゆく
0
一滴のプリニー蒼に垂らされて生コン色の海嘯が来る
1
終点の駅にまいにち帰るので
逸
(
はぐ
)
れもの達も日常となる
0
白色の無音と化したアルバムの記憶ばかりがざわめいている
0
野辺ゆきのみぢかき影を塗りつぶす夏の呻きのようなひぐらし
3
「ゴミの山?否、都市鉱山の切羽よ」と、君は
店
(
たな
)
先ワゴンで笑う
1
あはれなりなどとよむひとあはれなりなどとよむひとなほあはれなり
0
ピアノ線製の泡立て器で立てた角が弱って、初夏が来る
3
Ἔρως
(
エロース
)
とランダムノイズを溶媒に浮かぶわたくしといふ現象
2
逢えたはず、産まれたはずを想いつつ '$ diff
去年 今年
(
こぞ ことし
)
' の出力を読む
2
鬼は独り
Dépaysement
(
デペイズマン
)
を振りかざしより破滅的な響きを探る
1
ひとつ果てまたひとつ果て惰性のみ喪われゆくdead section
1
この下に現れし枠それぞれにあなたの
癖
(
へき
)
が隠れていたの
↓
3
理を
矯
(
た
)
めてまでしあわせになる君は愛さぬ
女
(
ひと
)
とこんや心中
3
狂人が自在に動き凡物は顰みに倣うインターネット
6
柊野
(
ひらぎの
)
におく露吸ひてしのぶ摺り嗚呼笑ってくれHelvetica嬢
4
双角に無明を提げた
羚羊
(
れいよう
)
が
弱草藤
(
ヘアリーベッチ
)
の廣野をすすむ
3
蔑んで串刺しあってあたしたち交雑不和合性の
番
(
つがい
)
ね
2
妙
(
たへ
)
もなく
唯
(
ただ
)
ことばのみたひらかに
苦患
(
なやみ
)
のうへをたひらかにとべ
3
退嬰をなじる
體
(
からだ
)
が蒼き日にくだれる月は
朱紅
(
あかあか
)
と
緋
(
あか
)
2
教科書の三割ほどもやらぬ師がまいとし
李徴
(
トラ
)
を世間にはなつ
7
はじまりは東のかなた濁り
河
(
ご
)
は融けたいのちを
終日
(
ひねもす
)
ながす
6
知らぬ間に殴られていたらしく、猫に、
貌
(
かお
)
なく浮かぶ空虚のなかで
4
愛にできることはもうないんですよ、ご存知ですか、いかがでしたか
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