Utakata
登録
Login
サイトのご案内
ef ⍨
フォロー
148
フォロワー
113
投稿数
1330
感覚・空想・生活
« 最初
‹ 前
…
29
30
31
32
33
34
35
36
37
…
次 ›
最後 »
見蕩れない訳にはゆかぬ朝焼けに真紅の虹が掛かってたので
2
消えないねあのとき僕で付けたのはきみの手首の何番目の線
2
遠ざかる死温が忘れられなくて
三十一文字
(
みそひともじ
)
で殺生をする
1
「ひゃっこい」とキミが言うのが好きなのでひゃっこい手をまた入れる襟元
11
大好きと言えないままに夏が来て過剰な期待は空を爬行す
2
顔本で一番歳を感じるのは知人の姓が変わってたとき
3
きみの寄越すいいねに罪は無いけれどほんのり不快というだけなのだ
5
全部嘘、この痛みだけが真実で僕はあなたのタイラー・ダーデン
2
われわれはこの世の中に書き出され硬化してゆくインクのシミで
2
祝日は嫌いひとりが好きなのに家のみんなが家にいるので
6
あの山の向こう側まで歩いたらぬるくてやわらかな海を見る
6
誰からも選ばれもせず
🀇🀏
(
ヤオチュウ
)
のような生を逃げてきたので
2
対面が積み込んでいる心地して手牌の🀅を切れないでいる
2
人間が不完全であるように神様もまた不完全である
2
犀川のほとりに立ちてひたる淵満たすは清き重い液体
2
ダゲレオの奥の笑顔は婉然と「イーハトーブは実在する」と
3
生きて詫びるのではなく死んで逃げる選択の甘さと恐ろしさ
1
還らない波の向こうに君をみるいない振りなどはできないでいる
2
この義肢に熱き血汐はないけれど𝓵𝓸𝓿𝓮担当はきみのものだよ
4
常に今活写するべき情景は目の前にあって零しているだけ
2
一掬のきれいな追想たちはまだ美しき朝に吹き荒れている
1
余りにもわかりやすい価値だけがこの右手には握られている
2
Virtual
(
実質上の
)
とはなんなのかと思いつつ今日も推しに5000円を投げる
2
軸索のその一本をつなぐため亜鉛のゆびで螺旋をさわる
1
珪石とおなじ重さのみどりごを朝の大気はぶら下げている
1
終日
(
ひねもす
)
を外挿すれば緩慢な冷温停止が待ち受けている
1
ブルースが加速しそうな音ばかり右も左も響き渡って
2
逆転などない社会に思いわびインターネットの花火で終わる
3
中味の無さそうな呑み会を横目に生活と貯金の話など
1
階を一つ登ったように春たれの返事も待ってはいない
3
« 最初
‹ 前
…
29
30
31
32
33
34
35
36
37
…
次 ›
最後 »