Utakata
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感覚・空想・生活
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四つ辻に埋めたことばを掘り起こし灰紫の海に溺れる
2
さいはて
(
∞
)
と
僕
(
i
)
のあいだに横たわるリーマン球を弄ぶ君
1
「おはよう」から「おやすみ」までを凝視してサイコロを振る天気輪の猫
1
マルボロを灯す傍から吹き消して 野分の気配
東
(
あずま
)
より来る
5
仄暗きノイズの溶けた海響に52
Hz
(
ヘルツ
)
のメーデーを聴く
4
豆
(
ダル
)
カリーに 合い挽き肉と鰹出汁 破戒の味を愉しんでゐる
5
曖昧にただなにもかも曖昧に梵我のあわい
酒
(
ささ
)
で散らせよ
4
復旧の見込みはみえず踏切は 帰る日ねがい一時停止で
3
起き抜けは不揮発性の感情を 蝉しぐれにて共洗いする
3
この音はパンデミックの五秒前 さよなら交わす熱月の壁
2
うたごえはコネクトームの外挿と
真性異言
(
ゼノグラシア
)
の混血児たれ
2
知らぬ間に休みは勝ち取るものとなり モラトリアムは残り香も無し
4
Sunrise, sunset and sunrise. サーカディアンに
閲
(
けみ
)
せらる朝
2
恋人を任意の
函
(
はこ
)
に代入し すべての像に聖別を付す
2
ミネルヴァの梟を待ち幾星霜 ふけて往くのはうつし世ばかり
1
恋文は魔弾の射手の7発目 君の心の王国を討つ
5
全天はスタンピードになだれ墜ち プランク長の結晶となる
2
暑すぎてアツになったと痴れ言を ファッキンホットの切片とする
2
海溝に沈んだ山の切れ端を はらむ
八州
(
やしま
)
の
古き儚さ
3
うたかたに
文字禍
(
X S S
)
は起きず
篩
(
ふるい
)
には紅玉のみがつややかに見ゆ
5
蓮っ葉はえへんぷーいとそり返りポリアンナ達はかけだしてゆく
2
攻性の
帳
(
とばり
)
をまとえプリンシパル ここから先はドラマツルギー
1
求めてる、《へびつかい座のホットライン》あるいは《蚊の禿》の果てにある《玉》
3
思い出はn番街の提灯に焼べてきたよと強がりを云う
7
調律と意味の密度を炸薬に ことばの地雷源にてジルバを
2
群盲を象は
舐
(
ねぶ
)
りて踏みつぶす 所詮われらは進化した猿
2
「この街はおまえの死には似合わない」わたしの中に
咎人
(
とがびと
)
がいる
6
(
このもじはこころのすみでこっそりと うたわれていたうたのかげです
)
9
万人を殺す真夏の稠密に 気持ちの
semaphore
(
セマフォ
)
埋められている
1
口煩いネコをレンジに放り込み ドローンにして彼方に飛ばす
3
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