Utakata
登録
Login
ef ⍨
フォロー
148
フォロワー
112
投稿数
1315
感覚・空想・生活
« 最初
‹ 前
…
40
41
42
43
44
芥子粒の弾けて
腕
(
かいな
)
組み付いた 痛みの星座ざわめいている
3
人口比興味の数と思い知る文字の大河に叫び流れて
2
陸路閉じ まだらに消えた
店先
(
たなさき
)
に ごめんなさいが佇んでいる
5
知る道も知らない道も閉ざされて 抉る川辺はカフェオレのよう
4
じばじばと染まる玉ねぎ飴色に 夜来風雨の声に似ている
2
Dinner dinner, chicken dinnerと云いながら サラダチキンを啄んでいる
5
熱圏の縁よりくだる大気柱 頭蓋の底に踏み込んでゆく
3
言葉研ぎ大気に溶けて冴え冴えと 刺すも刺さぬも気付かぬほどに
6
はじかみの紅さす端をさりさりと 酸いも忘れて彼はまだ来ず
1
薬指、貴方と僕の信義則 右手にうつし
軛
(
くびき
)
忘れる
2
百万のひとごと寄りてひと燃やす 死蝋で正義灯されている
2
天の河逢えずとなれば地の河もと 願う二人か橋よ落ちろと
2
空間も事象も時ももろともに夢にお別れ さらばささらば
3
「恋人を撃ち落とした日」を聴きながら PUBG 今日はドン勝
2
オノゴロで 原始の海をかき混ぜて 乱してみたい はじまりと果て
4
「アイツらはチャリで来たから」異世界の轢かれ序列であたし最下位
4
美も醜も性もかなぐり棄てて好きと言えずここは曖昧の底
3
コーパスをみそひともじに追い詰めて 逃れた音も抱きしめている
3
「光あれ」
(
lux fiat
)
回路の網
(
mother board
)
に
則
(
のり
)
満ちて おはよう世界 僕はここだよ
6
悼みとは遺れるものの慰めで、交わした言葉、届かぬ言葉
5
真名
(
まな
)
も知らず逝きてし君のアカウント 凍れる文字は今も定時に
10
沈みゆく言葉の澱になずむ夜は ぽつりぽつりと歌を繰り更く
5
ひと並みに驕るあの娘は3股目 一夜一夜に瞳転がす
3
はにかみと嘘の数だけ日が過ぎて 作り笑いに沈む本音と
6
カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチン籠めし髪も今朝断つ
4
« 最初
‹ 前
…
40
41
42
43
44