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感覚・空想・生活

掌にタコが生まれて海がくる 祖母は魚の貌をしている
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🀇🀈🀉🀎🀏🀐🀒🀓🀜🀠🀠🀡🀅 🀑四筒を切り損ねてはベタオリの検討に入る十三巡目
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姉という魔王の手から守り抜くイスパハンは世界の半分
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その国の大統領はあばら屋の固定資産税を払ってない
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この剣は抜けないけれどきみだけがぼくの世界を救ってくれる
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この道をきのう横切るねこが居てまぐれあたりは繰り返せない
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いつもよりつれない君はもやのなか夜の小路をリズムとあるく
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一杯の桂花陳酒を秋空に旅立つ君よ更に尽くせと
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千年を過ぎて火もない踏鞴たたら場は神などいない森に呑まれて
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黒はんぺんをこよなく愛すきみにこそ知ってほしいなカニ面の味
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オホーツク隔つ波間に帆を立てるその貝柱食ってみな、飛ぶ
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重力を喪う星で落葉の終末速度は限りなくゼロ
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アメフト部、ツーブロックのゴリラにも抱えきれない悲しみはある
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別れ際、ぶっきらぼうな口吸いはその吸い殻と同じ香がして
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誰よりも早く終端速度へと至れる崖は地図上にない
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シャッターの速度は逃すきみだけの翳りをそっと拾いとらせて
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もろもろの答えはすべてアマゾンの奥地できみを待ち構えてる
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偶像が禁じられてるあの子ほど文字や模様に憧れがある
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ぬるいめの水風呂がいいゆっくりと焼き入れされて身体はとがる
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はふはふとぬらめく赤い舌だけが血潮の熱を彼から奪う
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きみはまだ起きてはこない一杯の冷却水を飲み下す朝
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虚構げんじつはこのなかにある不凍液に深く沈んだサーバのなかに
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かじかんだ指先きみに触れてからその温もりを奪えずにいる
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わたしにはわからないうたあのひとがよんでいるならそれだけでいい
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公開鍵手渡してから幾年も待っているわたしだけの暗号
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素手喧嘩ステゴロでアイツの鼻をへし折れば付き合ったことチャラにでけへん?
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幾年を耐へてれ屋の中庭に主を持たぬ柘榴の実る
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恋情の最大瞬間風速になぎ倒される君の中心
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背表紙をなぞる手つきでわたくしのせなもひっそり触ってほしい
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はてしなく分岐はつづきそのなかのひとつの線をぼくらは歩む
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