Utakata
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まるや
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日常短歌と創作三国志短歌
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高らかに謳われるきみの人生の最終章はぼくだけのもの
3
半年間音沙汰なかったきみをいま惰性スワイプで流した気がする
3
それぞれの真実を抱え生きていく 誰も彼女を殺していない
3
Love is all 緊張高まる各国が抑止力として保有する愛
5
ひとりきりの嵐のよるが明けてゆき窓に無数の手のひらの跡
6
立ち入りが禁じられていた父の部屋 きょうの壁に咲く孫の折り紙
10
きみどりの絵の具を溶かした水がすき 乗換駅の噴水の沈黙
6
ねむれよいこよ野ばらの蔓に守られたきみの夢こそが真実の世界
5
ぼく越しに流星群を見上げてるきみの瞳に反射するひかり
5
桟橋のスワンボートの隙間から破れたシューズの爪先を浸す
3
おりがみのひとつの悪い例としてせんせいが挙げたわたしのさくら
8
人生の出会いと別れのバランスは数ではなくて質量でとれる
4
各々のレールが上下に交差して出遅れたぼくはマントルをすすむ
4
嵐の森、悪夢の夜、さいごの日、まだきみを指す赤い針先
3
衝撃のラストを謳う映画には死と愛がある 二千円で買える
5
各局のおいしいとこだけ盛り付ける占いビュッフェがわたしのスタイル
3
もう少しここにいましょうこの氷まだミルクティーの味がするもの
9
未来人の彼がもうすぐ取り返す昨日のわたしが捨てた純潔
3
ガチギレの上司が紡ぐリリックをつたない謝罪のライムが煽る
4
愛か死か刃物を突き付け吠えるきみの人魚姫的な価値観がすき
3
きみとぼく下校イベひとつ起きやしない運命力の初期ステが低い
2
おとなりはカレー 思考を放棄して一日遅れで追ってく献立
8
聞こえないふりをしてます聞かされてない先週の飲み会のはなし
5
きみの手でぼくの心は開かれていま陽の当たる場所で干される
6
吹いてるというよりそのへんに落ちてるみたいなきみの口笛 ぽるり
4
花びらは玄関扉に貼り付いてわたしに春を知らせて尽きる
11
マンションの共有部分でいぬが鳴き見せしめとして倒された二輪
4
ぼくだけが気付かなかった ノイズとして消されたきみの悲鳴は長く
2
立てて読む図鑑の向こうにきみがいてトリケラトプスのひとみと重なる
5
このさきは女王の庭園 咲くことをゆるされた花がティアラを賜る
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