山本葉舟
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読売歌壇入選・読売俳壇入選。

馬鹿らしいインフルエンサーの言葉考えればすぐ愚かと分かり
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西行の歌を読みつつ知る無常古語の世界に浸る曙
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足震えたとは内緒にしておくよ君に告白したあの時に
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恋歌が和歌の始まりなど思いつい下手くそな恋歌綴る
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カロリーの少ないチョコをコンビニで選びながらも買わないほうが
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ああ、まるで地獄のような能登地震知りもしないで突き放す人
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冬の花それほど思い浮かばずに去年の君のスカート想う
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ごろ寝してテルマエ・ロマエを読んでいるついカエサルに同情したり
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ぬいぐるみのような優しさ昔の日今は社会の厳しさ味わい
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君だけに言いたいことってなんなのか考えなくてもすぐに浮かんだ
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殺伐とした風景をなお見下ろしてビルの上から今年を望む
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薄雲の夜空の明かり仰ぎ見て今年の明けに平安願う
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冷たさが骨身に沁みる冬風の間を避けて見回りに行き
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じっと見る赤子の顔をしみじみと元気に育て初日に願う
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ご苦労さんそんな言葉で渡されるバイトの賃金心こもらず
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花の時期ではない冬の寒き日に二人の記念に思い出探す
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缶ビール明け方見れば割れており冬の寒さの厳しいこの地
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要らぬのは欲そのものと知りながら剥がれ落ちない心の上から
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辛抱が肝心だよと母の声昔の思い出東京発つ日
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見違えたと言って近寄る男など彼にするものかと思いたり
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善光寺牛に連れられ夜道越え恐ろしい声あれは鴉(カラス)か
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切り餅を用意する母手伝って明日の雑煮は家族とともに
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泥仕合なりそうだから止めておく親友(トモ)と言えども個性は違う
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クリスマス彼女とスタバでカフェラテを飲んだついでに家族に土産
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寂しげなあの人のこと気にかかり僕の心は立ちすくむだけ
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息子すら嫌って逃げて何処かへとなんの因果か人生思う
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真珠貝のような雪こそ見てみたい光り輝くこの月の下
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ダダイズム言葉を口に転がして破壊衝動必死に堪える
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新年もあと数日という時に今年の思い出忸怩(ジクジ)たる気が
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奇跡的などと言うのは簡単で努力もしない君等はいったい
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