Utakata
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葉舟
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読売歌壇入選・読売俳壇入選。
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来夏までずっと潜んで待っている氷のプール子らの歓声
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爺ちゃんの死に顔まるで眠るよう苦労したけど幸せそうに
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部長から呑みに誘われ嫌々と付いて行ったら
娘
(
キミ
)
と出会った
6
ありきたりこんな映画を選んだのセンス疑う彼氏止めとく
6
大部分うまく行ければそれで良しその生活が人生のコツ
7
知らないと言ってスマホを切った娘を友達と呼ぶそれは嫌かな
4
赤色と緑色とが映える街雪景色の中二人歩みて
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踏みしめる雪が長靴にこびりつき驚く我が子仕草かわいい
8
君の父いい人だねと言う彼のほころぶ顔に安堵する夕
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さだまさし歌う案山子が耳の奥東京はもう殺伐として
7
後悔の念また胸の奥湧き上がりずっと悔いても悔やみきれぬ日
5
気が早く気持ちはすでにどんど焼き書道の出来を今から気にし
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臨月の姉を車で婦人科へ心配ながらも気持ちは甥に
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僕のこと一切話したくはないキミの話をスタバでずっと
4
いろいろと有ったよほんと三年は高校時代は成長の時期
6
雪あかり浮かぶ光は街灯か前から娘が迎えに来た日
5
まだ残る言えぬ思いが胸底にあの時なんであんなことなど
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キラキラと雪華が空から舞い降りて特売サンタも二人のために
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何遍も冷や汗をかき営業で取引先を周る雪の日
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この道を行けば分かると言うレスラー行かねば分からぬこの人生か
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足跡が点々続く雪道の靴の小ささ息子じゃないか
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水しぶき浴びる僧侶の寒修行見ているこちらも手合わせ震え
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もうやめて二人を止めてと懐メロを歌う母親こっちは冷める
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卒業の時をぼんやり待つ前に合格しないとキミに告れず
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雪景色今年も見ると驚いて苗場に行きたいなどと思いし
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冬の魚見て歩いてる魚市場ザルの中からお釣り取る店
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石庭に積もりし雪が禅寺の景色をしんと清らかにする
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いやいやをする子をなだめてあやす妹を眺めるだけの独身の俺
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杉山の木々の白さが目に映える間引きするのは雪消えてから
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苦労して生きてきたとは言うもののお菓子と番茶で幸せな祖母
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