Utakata
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葉舟
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読売歌壇入選・読売俳壇入選。
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もうすぐに友と別れる時期が来て数十年後の未来は見えず
5
春風が吹き抜けていく街角に雑草のみがひっそりと咲く
5
定めとは変えられるとの言葉聞き閉じた心がゆっくり開く
7
雪の下芝の枯れてるグラウンド今年の春はサムライ走る
4
散り果てる気持ちはこういう物なのか失恋などと言うには重く
5
飛び跳ねるトランポリンの練習生オリンピックという名の希望
3
色彩の輝くほとりの水を撫で冷たくもあり温かくあり
10
いい人になぜ育てられたと言う人の本音のラジオに僕も頷き
4
老薔薇園詩を読んだのは光晴か俊太郎の死思いて気づく
6
アスファルト少しは粗く
凹凸
(
オウトツ
)
が昔に
親友
(
トモ
)
が乗ってたバイク
4
南米の出稼ぎ人と友になり季節感に驚いており
7
冬桜なぜ残るのかお前だけ友と
逸
(
ハグ
)
れる訳でもあるか
5
猟銃で冬に兎を撃った爺マクドで孫は注文を取る
5
厳寒の時期は過ぎ去りこの頃はテレビで氷河の砕けるを見る
8
ファミレスでもう二時間も待っている百年の恋冷めるよ僕も
5
湯加減の善し悪しがもう温泉の泉質を見ただけで分かる齢
4
尻拭いする身にもなれと言う父に詫びる気持ちはその時になく
7
飛び去りし雁の群れらを見上げては明年が来る強く思いて
8
薔薇はなぜ棘があるかと考えて自然の摂理と答える教師
10
ストーリーたぐって出会いを想っても君がいないと始まらなかった
7
馬鹿らしいインフルエンサーの言葉考えればすぐ愚かと分かり
5
西行の歌を読みつつ知る無常古語の世界に浸る曙
8
足震えたとは内緒にしておくよ君に告白したあの時に
5
恋歌が和歌の始まりなど思いつい下手くそな恋歌綴る
3
カロリーの少ないチョコをコンビニで選びながらも買わないほうが
7
ああ、まるで地獄のような能登地震知りもしないで突き放す人
5
冬の花それほど思い浮かばずに去年の君のスカート想う
5
ごろ寝してテルマエ・ロマエを読んでいるついカエサルに同情したり
4
ぬいぐるみのような優しさ昔の日今は社会の厳しさ味わい
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君だけに言いたいことってなんなのか考えなくてもすぐに浮かんだ
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