山本葉舟
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読売歌壇入選・読売俳壇入選。

いい人になぜ育てられたと言う人の本音のラジオに僕も頷き
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老薔薇園詩を読んだのは光晴か俊太郎の死思いて気づく
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アスファルト少しは粗く凹凸オウトツが昔に親友トモが乗ってたバイク
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南米の出稼ぎ人と友になり季節感に驚いており
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冬桜なぜ残るのかお前だけ友とハグれる訳でもあるか
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猟銃で冬に兎を撃った爺マクドで孫は注文を取る
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厳寒の時期は過ぎ去りこの頃はテレビで氷河の砕けるを見る
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ファミレスでもう二時間も待っている百年の恋冷めるよ僕も
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湯加減の善し悪しがもう温泉の泉質を見ただけで分かる齢
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尻拭いする身にもなれと言う父に詫びる気持ちはその時になく
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飛び去りし雁の群れらを見上げては明年が来る強く思いて
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薔薇はなぜ棘があるかと考えて自然の摂理と答える教師
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ストーリーたぐって出会いを想っても君がいないと始まらなかった
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馬鹿らしいインフルエンサーの言葉考えればすぐ愚かと分かり
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西行の歌を読みつつ知る無常古語の世界に浸る曙
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足震えたとは内緒にしておくよ君に告白したあの時に
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恋歌が和歌の始まりなど思いつい下手くそな恋歌綴る
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カロリーの少ないチョコをコンビニで選びながらも買わないほうが
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ああ、まるで地獄のような能登地震知りもしないで突き放す人
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冬の花それほど思い浮かばずに去年の君のスカート想う
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ごろ寝してテルマエ・ロマエを読んでいるついカエサルに同情したり
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ぬいぐるみのような優しさ昔の日今は社会の厳しさ味わい
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君だけに言いたいことってなんなのか考えなくてもすぐに浮かんだ
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殺伐とした風景をなお見下ろしてビルの上から今年を望む
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薄雲の夜空の明かり仰ぎ見て今年の明けに平安願う
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冷たさが骨身に沁みる冬風の間を避けて見回りに行き
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じっと見る赤子の顔をしみじみと元気に育て初日に願う
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ご苦労さんそんな言葉で渡されるバイトの賃金心こもらず
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花の時期ではない冬の寒き日に二人の記念に思い出探す
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缶ビール明け方見れば割れており冬の寒さの厳しいこの地
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